寝かしつけに時間がかかり、暗がりでやりたいこともできず、何より自分の判断で終わらせられない寝かしつけ。特に「寝かしつけをした後にやりたいことがある」「残りの仕事を片づけたい」など予定がある日は、時間ばかりが過ぎる寝かしつけの時間にイライラしてしまうこともあるますよね。そんなイライラしてしまう寝かしつけをどう解決したら良いか、イライラから解消される寝かしつけ方法についてご紹介します。

イライラから解放されたい!子供の寝かしつけ

子どもが寝ないことにイライラしてしまい、そんな自分を反省しても、やっぱり子どもが寝つかないと感情的になってしてしまう...そんな悪循環を繰り返してしまう寝かしつけ。そんな時に気になるのが、どうしたらイライラせずに寝かしつけの時間を過ごせるか、ということではないでしょうか。そこで、ここでは寝かしつけの心得を紹介します。


平日と休日の寝かしつけを比べてみる
金曜日や土曜日など次の日が休日の場合、早起きや仕事の心配をしなくて済むので、寝かしつけに時間がかかっても大目にみれるという経験はありませんか?それに比べ、平日は朝から晩までやることがいっぱいで、次の日のこともあるので早く寝かしつけを終わらせたいと考える人も多いでしょう。


そこで、寝かしつけにイライラしてしまうのは、子どもが寝ないからという理由の他に、自分にも原因がないか考えてみましょう。気持ちにゆとりがもてる寝かしつけができる日は、どんなことがうまくいっているのか?休日はイライラいしないという場合は、その方法や気持ちの持ち方を平日にも取り入れられるか考えてみましょう。寝かしつけは毎日のこと、楽な気持ちで取り組める日を増やしていきましょう。


諦めが肝心という考え方も必要?!
感情を抜きに事実だけを言えば「いくらイライラしても子どもが寝ない状況は変わらない」ということです。そう思うとイライラする方が断然疲れますし、ネガティブな気持ちにもなりますよね。「どうせいつかは寝るのだから」と一歩引いたところから寝かしつけを捉えると、少し気持ちが楽になることもあるでしょう。


目の前の物事に真剣になればなるほど、「なんで寝ないの?」「なんでうまくいかないの?」と思い通りにいかないことにストレスを感じてしまいますが、子どもも一人の人間です。「大人の思い通りにはならないもの」と諦めて日々の寝かしつけを捉えてみるのも1つの手かもしれません。

寝かしつけても寝てくれない原因とは

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頑張って寝かしつけをしているのに寝てくれない、寝かしつけがスムーズになる方法を知りたいと考える方もいらっしゃると思いますが、まずは、なぜ寝てくれないのか原因を考えてみましょう。寝てくれない原因が分からなければ、その子に適した対策をしていくのは難しいといえます。では、なぜ寝かしつけてもなかなか寝てくれないのか、その理由を3つご紹介します。


① 寝かしつけに適した環境ではない
いくら早い時間に寝かしつけをしようと考えても、寝かしつけに適した環境でなければ子どももなかなか寝てくれないでしょう。寝かしつけに適していない環境については以下の通りです。


・電気をつけっぱなし、あるいは真っ暗な部屋で寝かせている
子どもは明るい部屋はもちろんですが、真っ暗な部屋でも恐怖を感じてしまうと、なかなか寝つけません。部屋の電気は暗くしたうえで常夜灯や間接照明を活用して少し明かるくしてあげましょう。


・物音が聞こえる、あるいは無音の部屋
大人と同様に、子どもも物音が聞こえる部屋では音が気になって眠れなくなります。一方で、無音の部屋も恐怖を感じてしまい眠りづらくなってしまいます。寝室がリビングなどに隣接している場合は、家族に寝かしつけ中の物音やテレビの音に配慮をしてもらいましょう。その上で、CDプレーヤーなどを活用して小さく音楽を流しておくと、子どもが眠りやすくなります。なお、眠りやすい音は年齢によって異なります。


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・寝かしつけ中にママやパパがスマホを操作する
スマホの液晶画面から放たれるブルーライトは、脳を覚醒させる作用があるので、眠りに影響を及ぼします。子どもが直接操作をしていなくても、ママやパパのスマホの画面から放たれるブルーライトが影響をすることも。寝かしつけ中に寝室へスマホを持っていくことは控えましょう。スマホで音楽を流したい場合でも、部屋の外でスマホを操作して曲を流したり、遠隔操作でスマホの音源を流せるスピーカーを活用してみましょう。


・温度や湿度が眠りずらくしていることも
子どもは体温が高いので、大人が適温と感じる室温が子どもにとって快適とは限りません。また、温度だけでなく湿度も子どもの寝やすい環境には関係しています。特に赤ちゃんのうちは自分で体を動かすことができないので、暑すぎたり寒すぎたりする環境は眠りづらくなってしまいます。室温は大人が少し涼しいと感じるくらいに設定し、空気清浄機などを上手に活用して加湿もこまめに行いましょう。


もしここに当てはまる環境で寝かしつけをしていた場合、なかなか寝てくれない理由には環境が関係している可能性があります。環境を見直し、子どもが寝やすい環境へ整えることでスムーズな寝かしつけができるかもしれませんね。


② 日中の活動量が少なく体力が余っている
日中の活動量が少ないと体力が余って眠れない可能性もあります。特に、1歳を過ぎてくると赤ちゃんの頃よりも体力がついているので、赤ちゃんの頃の生活リズムでは物足りなくなるかもしれません。また、保育園で生活している子どもは、休日は保育園にいる時よりも活動量が少ない場合もあるので、眠れなくなってしまうことも。休日でも日中は十分に体を動かすようにしましょう。


また、赤ちゃんであっても刺激が少ない生活を続けていると体力が余ってしまいます。特に、保育園に通っていると色々な刺激があり、その刺激が心地よい疲労感につながってスムーズな眠りにつくことができます。ですので、乳児期でもお散歩をして外の空気を吸ってみたり、いろいろな景色を見せるのも良いですね。さらには支援センターなどを活用して他の子どもと交流をしてみるのも良いでしょう。


③ 生活リズムが整っていない
子どもは「同じ時間に眠り同じ時間に起きる」というように生活リズムを整えてあげることで、身体が寝る時間を覚え、スムーズな眠りにつくことができます。そのため、毎日寝る時間や起きる時間がバラバラだと、寝る時間を身体が覚えづらくなってしまうのです。また、寝る直前の遅い時間に食事をとる、寝るギリギリまで全力で遊んでいるというのも眠りづらくなる原因です。寝る前までに、体も心もゆったりと過ごすような生活リズムを整えてみましょう。

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寝かしつけでイライラしない方法や心得



寝かしつけでイライラしたくない!という場合はどうすれば良いのか。ここではイライラしない方法や心得についてご紹介します。


家族みんなで生活リズムを整える
子どもだけに生活リズムを整えさせるのではなく、家族みんなで生活リズムを整えていくのはいかがでしょうか。子どもだけが先に寝る準備をするのではなく、家族みんなでご飯を食べたり入浴を済ませ、みんなで寝る支度を整えていくことで、自然と寝る時間を受け入れていくことでしょう。


けれど、パパの帰宅が遅かったり、帰宅が寝かしつけのタイミングになってしまう場合もありますよね。パパの帰宅が寝かしつけのタイミングになってしまう場合は、子どもが盛り上がってしまわないよう、静かに部屋に入ってもらうなどの配慮をしてもらいましょう。とはいえ、夜しか会えないパパが帰って来るのですから子どももパパもお互い一目会いたいもの。そんな時は少々寝かしつけの時間が遅くなっても大目にみて、パパと時間交代で寝かしつけを行うのも良いですね。


寝かしつけの後にやることを作らない!
なかなか寝ないことにイライラする理由は寝かしつけの後にやることがあるから。それならば、いっそやることを作らないというのも1つの手です。寝かしつけの後に予定が入っていると「この時間までには寝かしつけを終わらせたい」「早くやりたいことに取り掛かりたい」と自己中心的な考え方になってしまい、寝ない子どもにイライラしてしまいますよね。


寝かしつけの後に家事をやろうと思っていたならば先に家事を終わらせてしまう、寝かしつけの後にやろうとしていた仕事は、朝早く起きて取り組むなど、時間の使い方をシフトすれば、イライラせずに寝かしつけに取り組めるでしょう。

寝かしつけから一人寝ができるようになる方法

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イライラしてしまう寝かしつけから解放されるために、やることを残さないといった工夫をする一方で、できれば子どもが寝たらテレビを見たい、などと大人時間をゆっくり過ごしたいという方もいらっしゃるでしょう。夜に自分の時間を確保するためには子どもの寝かしつけに手がかからないことが理想です。そこで試したいのが、寝かしつけをせずに子どもが一人寝ができるようになる方法です。


寝る部屋を分ける
寝る部屋をあらかじめ別にすることは、子供が1人で寝るようになるきっかけでもあります。今まで一緒に寝ていたので急に一人寝になることに初めは慣れないかもしれませんが、一人で寝るという環境に慣れてくると、自然と寝てくれるようになります。もちろん、初めから完璧に一人で寝られる、というのは難しい場合もあります。今日はできても次の日はできなくなってしまった、なんてこともあるでしょう。


そこでオススメの方法が以下です。
・一人寝ができたらものすごく褒めて成功体験を積む
・子どものお気に入りのキャラクターの入っている寝具やパジャマを購入する
・ベッド周りにお気に入りの絵本やぬいぐるみを集めて好きが詰まった空間を作る


このように、子供のモチベーションを上げて一人寝したくなる環境を整えてみましょう。また、保育園のお友達や兄弟など、身近にロールモデルとなるような子どもがいる場合は、その子の話を聞かせてみるのも効果的です。「自分も一人で寝てみたい」などと意欲的になってくれるかもしれません。


大人が立ち去る合図を決める
家族の楽しい空間から一人で部屋に行くのに後ろ髪を引かれる子どもも多いでしょう。そんな時は、寝る時間になったらママやパパも一緒に子どもが寝る部屋へ行ってあげましょう。子どもがお布団に入ったら、そばで見守りながら小さな声で少し話したり、優しくトントンしてあげたり、抱きしめてあげるのも良いでしょう。ただし、眠るまでの寝かしつけは行わず、ママやパパが立ち去る合図を決めましょう。例えば「お休み」を言ったら立ち去る、電気を消したら立ち去るなどです。


合図を決めておけば、それまではママやパパがいてくれるという安心感に加え、「合図があったら一人で寝るんだ」と納得をして寝るようになります。いきなり一人寝するのは難しいという場合は、子どもの寝る部屋まで行き、眠るまでの環境を整えてあげるのもオススメです。

寝かしつけのイライラ発散方法とは?

朝から晩まで仕事や家事と育児を頑張るママ。そんな日々だからこそ、一日の最後に寝かしつけでイライラしてその日を終わらせるのはもったいない!寝かしつけでイライラした気持ちを残さないためにも、上手にストレスを発散しながら寝かしつけをしてみましょう!


肩の力を抜いて頑張りすぎない
子どもに関することは私の仕事、寝かしつけは私が頑張らなくてはいけない、などと一人で抱えてしまうママも少なくありません。しかし、寝かしつけは決してママだけの仕事というもありません。まずは肩の力を抜いてみましょう。例えば、ママが寝かしつけを担当するのであれば、他の家事をパパにお願いするなど分担したり、寝かしつけをパパや家族など自分以外の人に任せるのも良いでしょう。


家族に頼れないなら第三者に頼ろう
パパの仕事が忙しくて、寝かしつけや家事・育児を頼れないという場合もあるでしょう。そんな時は無理をせずに第三者に相談してみましょう。例えば、寝かしつけが辛い場合は、保育園の先生に相談してみてはいかがでしょうか?自分では思いつかなかった良いアドバイスをもらえたり、お昼寝の寝かしつけの時に実践している方法など、寝かしつけのポイントを教えてもらえたりするかもしれません。


また、自分だけで寝かしつけをするのに疲れてしまったという場合にはベビーシッターに寝かしつけをお願いするのもオススメです。もしも寝かしつけをお願いすることに抵抗があるならば、昼間の時間や夕方にベビーシッターへお願いしてリフレッシュをしたり、寝かしつけについて相談するのもオススメです。「自分だと時間がかかっていたのにベビーシッターさんはあっさり寝かしつけてくれた!」なんてこともあるかもしれません。「ママでないと子どもは寝ない」という考え方から、少しマインドチェンジするだけでも気持が楽になるかもしれませんね。

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まとめ

なかなか寝てくれない子どもの寝かしつけの時間は、何も作業ができない大人にとっては時に辛い時間でもありますよね。イライラしてしまう気持ちを抑え、ストレスに感じてしまう時は、まず生活習慣や寝室など、子どもが眠りやすい環境になっているか確認してみましょう。適切な環境を整え、なおかつ子供の生活習慣を見直してもまだ子供がなかなか寝てくれない場合も慌てることはありません。ママが辛いと子どもも辛いもの。一人で抱え込まずに家族やベビーシッターなど第三者に協力をしてもらうこともぜひ検討してみてください!


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