子どもを預けるなら、保育料ができるだけ抑えられて、子どもがのびのび過ごせる保育環境が理想的です。保育園の施設は大きく分けて、認可か認可外か、公立か私立かの4つ。そこで、それぞれの施設の特徴と保育料、入園に必要な準備費用について紹介します!
共働きのご家庭の場合、早ければ1歳になる前から子どもを保育園に預けることになります。そこで気になるのが、通園前や通園してから必要になる費用です。小学校入学まで、子育て費用(保育費・入園準備費含む)は一体どのくらいかかるのかみていきましょう。
どんな保育施設に預けるかによって保育料も準備費用も異なり、さらに家庭の世帯収入によっても保育料が変わってきます。まずは、保育料を決める要因について確認していきましょう。
以下の1〜6の要因によって、子どもの保育料が決まります。
ここでは「生活シーン」「食事シーン」「お昼寝シーン」の3つに分けて、保育園入園準備に必要なアイテムと目安となる費用をご紹介します。とはいえ、実際には保育園に入らなくても日常生活で必要になるものがほとんど!身構えて準備をするというよりは、子育てする上で必要になる費用としてみていきましょう。
私立と違い、保育園が指定する特別なものは少ししかありません。例えば、お昼寝コットまたは布団に敷くシーツ、コップなどです。費用は1万円以内に収まる程度です。
園が指定するカバンや帽子、スモックなどを購入する場合があります。幼稚園と違って制服はないので、準備費用は多くても5万円程度です。
最近はリーズナブルなものから高額なものまで、子どもむけの商品も様々あります。どんなものを選ぶか迷わないよう、次のような「自分の基準」を持つのがオススメです。
子どものお迎えや急な発熱など、仕事中に調整ができない時の対策も必要です。病児時や保育園の休園日、臨時休園の際の「いざという時」の預け先は時間のある入園前に登録を済ませるなど準備しておきましょう。
「いざという時の預け先」に関しては、2019年の幼保無償化によって日常の保育料負担が減ったことにより、該当する施設(一時保育、ベビーシッター)の利用がしやすくなりました。なお、認可保育園は、幼保無償化により、3~5歳児の保育料は無償に、0~2歳児は世帯年収250万円未満の住民税非課税世帯が無償になりました。ここでは対象事例をみていきましょう。
認可外保育施設には、一時保育やベビーシッター、ファミリーサポートセンターも含まれます。この制度によって、認可保育園に入れなかった場合でも安心して利用できますね。
満3歳以降の4月1日から小学校入学までの3年間、毎月の利用料が無償
認可保育園の公立と私立ではどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの違いやかかる費用についてもみていきましょう。
公立と私立の一番の違いは「運営元」です。公立保育園は自治体(市区町村)が、私立保育園は社会福祉法人や学校法人、民間企業などが運営しています。共通しているのは、保育所の基本的な事項を定めた「保育所保育指針」に基づく保育活動です。
私立保育園の場合は、各保育園の特色を活かして活動しているところもあります。どちらも認可保育園なので、市区町村のホームページに保育施設一覧が掲載され、そこには保育方針や運営主体、0歳保育開始月齢、職員数、開設年月日、特徴がまとめられています。
保育料は、どちらも自治体の認可を受けた認可保育園なので条件は同じです。世帯年収と家族構成(第1子か、第2子以降か)によって自治体の基準で決定されます。
私立の保育園では、特色ある教育を目指している場合があり、スモックやバッグ、帽子の指定がある園もあります。そのため指定がない公立よりも入園準備費用がかかることもあります。また、私立保育園では有料サービスとして英語やモンテッソーリ教育、送迎、夜の軽食提供などサービスが充実している園もあり、それらの利用料が発生する場合もあります。
運営母体が自治体で、保育士の先生方は地方公務員として勤務しています。同じ自治体の施設間で情報や保育の目標などが共有されています。保育士の雇用環境も安定しているので、私立よりベテラン保育士が多く勤務しています。多くの公立保育園では、園庭が広く、遊具やおもちゃも豊富です。近隣の未就学児に、平日午前中「園庭開放」を行っている園もあります。
ただし、自治体で決められた指針があるので、臨機応変な対応ができないケースも。私立に比べて、預かり時間が短いこともデメリットです。
運営しているのは民間です。認可保育園として一定の条件を満たしています。保育の質や保育士の数、設備など行政の監査をすべてクリアしています。公立保育園に比べて保育時間が長い園もありますし、延長保育の融通がききやすい園も。税金が投入されていますが、人件費的に若い保育士しか雇用できない園もあります。環境的に園庭がなかったり、ビルやマンション内にあるケースもあります。
保育園には子どもの成長と自立を促す様々な楽しい行事が催されます。行事によっては保護者が一緒に参加したり、服を準備したりすることもあります。さっそく保育園の年間行事をみていきましょう。
様々な季節の行事を通じて、お友だちと協力して一つの目標へ向かう達成感を学びます。各家庭で購入して準備が必要になるものをご紹介します。
「子どもが生まれたらお稽古バッグや巾着袋など、手作りに挑戦してみたい」と思っている方もいるでしょう。しかし、手作りのほうがお金がかかることもあります。そこで、100均ショップで購入できるアイテムをご紹介します。
100均ショップでは流行のキャラクターものやカラフルなものもあり、子どもにも人気があります。壊れたり破けたりしても100円ならすぐに交換ができますよね。賢く頼って準備費用を抑えてみてはいかがでしょうか?
保育園準備にかかる費用といっても、通う施設によって違いがあり、さらには入園後にかかる費用もありましたね。どんなものが必要かを事前に知ることは、無駄を省く近道です。成長が早くすぐに汚れてしまうのも保育園グッズの特徴です。リストを使って全体の費用を確認しながら、賢く楽しく準備してみてくださいね。
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