保育園の申込が一段落して、あとは結果を待つのみ。育休復帰のカウントダウンが始まる中、どのように過ごせばよいのか漠然とした不安を抱える方も多いのではないでしょうか。この記事では、育休復帰を経験したワーママが育休復帰前にやっておいてよかったこと、やらずに後悔したことを体験談を交えながらご紹介します。

育休復帰前にやっておくべきなのは、主に5つ!


チェックリスト
私は第一子を1歳4ヶ月で保育園に預けました。実際に育休復帰をして働いた経験から、育休復帰前にやるべきと思うことは次の5つです。

①子どもの預け先を確保する
②家事育児の分担を話し合う
③片付け・断捨離をする
④育休復帰後に使える制度を確認する
⑤自分を労わる&子供との時間を大切にする


それぞれ詳しく説明しますね。

【育休復帰前にやること①】子どもの預け先を確保する


認可保育園への申込が終わったら、あとは入園許可を待つだけ…ではありません!以下にあげる2つの軸で子どもの預け先を確保するように動くのがオススメです。

①メインの預け先(認可保育園に落ちた場合)
②単発の預け先(育休復帰後、必要な場合)


まずは①のメインの預け先として有効な選択肢を洗い出し、認可保育園の内定が出なかった場合に備えます。メインの預け先候補を調べていく中で、単発で利用できそうな預け先があれば、育休復帰後に備えてリストアップしておきましょう。
とはいえ「認可保育園以外にどんな預け先があるのか分からない」という方も多いかもしれません。そこで、メインの預け先となり得る選択肢をまとめてご紹介します。

【選択肢1】認可外保育施設


認可外保育施設は、都道府県知事等から認可されていない保育施設の総称です。認可保育園に内定できない場合のメインの預け先候補として、必ずチェックしましょう。
世帯収入により保育料が決定される認可保育園と異なり、認可外保育施設は、園が独自で保育料を設定します。ただし、認可保育施設の中には自治体が独自で認定する認証保育施設等が含まれており、保育料の補助が出るため認可保育園と同等程度の負担で通わせることができる場合もあります。
申込方法は、個別に園に問い合わせる必要があります。人気の園は先着順の場合もあるため、早めに連絡しておきましょう。


【選択肢2】ファミリーサポート


ファミリーサポート (通称ファミサポ)は、 育児を手伝ってもらいたい「依頼会員」と、育児を手伝いたい「提供会員」が参画し、地域で支えあって子育てをするサービス です。ファミサポは、「提供会員」の家でのサポートが主なので、自宅近くに頼れる人がいる場合には便利です。
また、保育園の送迎や習い事の送り迎えなどにも対応してくれる場合があるため、曜日を決めての利用や家事育児の補助として活用するママも多いようです。
週2〜3日勤務の方だと、認可保育園に入りづらく、落ちてしまう可能性もあります。ファミサポに当たってみると、週に数日程度預かってくれる提供会員さんとマッチングできるかもしれません。


【選択肢3】ベビーシッター


ベビーシッターはファミサポと異なり、自宅で子どもを見てもらえるという点で、安心かつフレキシブルな預け先と言えます。子どもにとっても、複数の預け先に通うより、一番落ち着く自宅で心を開けるベビーシッターさんとの時間を過ごすのは安心感があると思います。
ベビーシッターは費用が高いと思われがちですが、仕事を理由に預ける場合は、国からの補助が利用できることがあります。具体的には、自身またはパートナーの勤め先が「企業主導型内閣府ベビーシッター利用支援事業」の承認事業主となっている場合です。1日(回)子ども1人につき4,400円分の補助が受けられます。
内閣府のベビーシッター割引券関連まとめ

また、東京都在住の方に限りますが、保育園の内定が出ず待機児童になると「東京都ベビーシッター利用支援事業」を利用することができます。具体的には、育児休業明けや待機児童となった0〜5 歳児のお子さんがいるご家庭を対象に 1 時間 150 円でベビーシッターが利用できる制度です。お住まいが東京都内の方で、「待機児童になったらどうしよう…」と不安な方は、ぜひ制度を確認しておきましょう。
東京都ベビーシッター利用支援事業について



ベビーシッターを依頼してみる

【選択肢4】保育ママ


保育ママとは、自治体の認定を受けた家庭福祉員のことです。家庭福祉員さん自身の自宅やグループ保育室等で、保育を行ってくれます。
保育ママは枠が少ないですが、家庭的な保育が特徴で、少人数ならではの愛情たっぷりの保育が受けられます。私の住んでいる自治体では、受付期間が決まっており電話で先着順でした。自治体管轄なので、申込方法は直接問い合わせてみてください。


【選択肢5】自治体の定期保育


自治体が運営する子育て支援施設では、定期保育を行っている場合があります。こちらも定員が少ないですが、自治体の施設とあって料金は安い場合が多く、実は人気の預け先です。こちらも自治体管轄ですが、状況をこまめに確認することで、空きが出て入れることもあるようです。諦めずに根気強く問い合わせてみてください。


【育休復帰前にやること②】家事育児の分担を話し合う


家族
家事育児の分担は、共働き夫婦の永遠の課題ではないかと思います。ママだけが育児休業を取得している場合は特に、育休中に家事育児の比率がママに偏りがちです。
私自身、家事育児の分担については、復帰直前に夫に口頭で軽く話した程度でした。育休復帰後の生活がイメージできていなかったし、何とかなるだろうという考えが甘かったと後悔しています。
育休復帰した時を振り返って、パートナーと面と向かって話し合っておけばよかったと思うことを3つご紹介します。

●子どもが体調不良時の対応をどうするか


子育てをしながら仕事することは、常に子どもの体調不良と隣り合わせです。お迎えコールへの対応や看病のための有給休暇の取得など、夫婦で対応の方針を決めておきましょう。子どもの体調とそれぞれの職場への影響に直結するので、個人的には一番大事な話し合いだと思います。


●家事お助けサービス・便利家電の導入検討


育休復帰すると、育休中とは全く違う時間の使い方をしなければなりません。時短家電や食材宅配などのサービスを使う提案をしておきましょう。最初から導入しなくても構いません。生活が回らなくなってきた時に、解決案として夫婦で話し合っておくだけでもOKです。


●絶対に自分がやることを1つ決めてもらう


私たち夫婦の場合は、基本的にお互い自由なこともあり、ルールに縛られるのが嫌なタイプです。そのため、家事育児の分担をキッチリと決めるのはとても難しいことでした。
そのためお互いに自分が必ずやることを、1つだけ決めておくことにしました。結果としてはたった1つの約束でも守られないことが多く、その都度険悪な雰囲気になりましたが、決して協力を求める姿勢を崩しませんでした。お互いが家計を支えている以上、家事育児は夫婦で協力するものだと思うので、パートナーが家事育児に協力的でなくても、諦めずに言い続けるのが大事です!


【育休復帰前にやること③】片付け・断捨離をする


生活環境が大きく変わる育休復帰前は、片付けや断捨離に最適なタイミングです。私の場合は日常生活の中で、特に散らかりやすい場所や、使わないのに置いてあるものなどを意識して探しました。その上で、どうしたら生活導線がスムーズになるかを考えながら、少しずつ片付けていきました。
私が実践して効果があった片付け・断捨離のポイントを2つご紹介します。

【ポイント1】目に見える収納を見直してみる


収納箱や本棚など、一見片付いているように見える収納を一度見直してみるのがオススメです。目に見える場所にあり、子どもの手が届くものは、全て散らかります。散らかっていると感じるのは、目に見えるところに物がたくさんあるからだと気付きました。
そこで、最も目に触れやすい床に物を置かないように、収納を変更しました。日々の片付けのストレスを最小限に抑えるために、使用頻度の低いものは、目に触れない押入れの中にしまうと部屋がスッキリしますよ!

【ポイント2】不要なものはラクに手離す


不用品はフリマアプリが高く売れますが、幼い子どもを抱えていると、撮影や説明文、発送のやりとりなどまで手が回らないのが現状です。そこで私が利用したのが『Pollet』(ポレット)というアプリで、ダンボールに雑貨や食品などを入れて送るだけのサービスです。ちょっとした臨時収入になり、細々とした物が片付くのでとてもオススメです!
※個人の感想です。サービスの利用などを弊社が促すものではございません。

【育休復帰前にやること④】育休復帰後に使える制度を確認する


育休明けは子どもの体調不良で休みがちになるかもしれないと、不安を抱えている方も多いかと思います。育休復帰後の生活を助けてくれる制度を知っておくことで、少なからずその不安が払拭されるはずです。
そこで私が知っておいてよかったと思った育休復帰後に役立つ法律や制度を5つご紹介します。

☑育児休業等終了時改定
産休前の給料で算出している社会保険料の料率を、育休復帰後の給料で再計算して料率を変更してもらうことができる制度です。私もこの制度を利用して、育休復帰から4ヶ月目の給料から社会保険料の料率が下がりました。
通常、厚生年金保険料の支払額が減ると将来もらう年金額も減ってしまいますが、次でご紹介する制度を利用するとその心配もいりません。


☑養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置
「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」という優遇制度を使うと、育休復帰後に支払う社会保険料が減っても、社会保険料の料率変更前の保険料を払っているものとして、将来の年金に反映してくれます。
育児休業等終了時改定と養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置の申請は、セットで利用するようにしましょう!
制度の詳細はこちらの記事でも解説しています。
育休明けの社会保険料はどうなる?時短勤務だと年金は減る?注意点も解説!【FP監修】


☑産休・育休中に付与された有給休暇
産休育休中でも年次有給休暇が付与されているので、確認しましょう。産休前の有給休暇が残っている場合もあるので、有効期限を確認して早めに使うと無駄がありません。


☑子の看護休暇
子の看護休暇は育児・介護休業法に定められた休暇規定のひとつで、年次有給休暇とは別に未就学児1人あたり5日(2人以上いる場合10日)付与される休暇です。会社によっては6歳以上や5日以上利用できることもあるようです。子の看護休暇は「時間単位」で取得できるため、予防接種や健康診断などのちょっとした予定にも活用できて非常に便利です。
ただ注意点として、有給と無給の場合があります。無給の場合は、有給休暇を使いきってしまった場合の最終手段として取っておくのが賢い選択です。


☑育児時間(0歳ママのみ)
育児時間とは、労働基準法で規定されている制度です。生後1年未満の子どもを持つ女性労働者が、休憩時間とは別に1日2回、育児のために30分以上の時間を請求すると勤務先は付与しなければいけないと定められています。
育児時間は、労働時間の途中でなくても使用できます。終業時刻前に30分使用してお迎えなどに行くことができますよ。また、必ずしも2回にわけて取る必要はないため、フレキシブルに使い分けができそうですね。


【育休復帰前にやること⑤】自分を労わる&子どもとの時間を大切にする


お出かけ
育休復帰が決まると、子どもと一緒に過ごす時間が終わってしまうと感じて、心の中でカウントダウンが始まった気がしますよね。復帰後は家事育児に仕事が加わることで、今まで以上に自分の時間を取ることが難しくなるのも事実です。
実際に育休復帰を経験した身として、現在育休中の方に伝えたい時間の使い方を2つアドバイスします。

【アドバイス1】平日に子どもと出かけておこう!
育休復帰したら、休日しか外出できなくなります。人が少なく動きやすい平日に、できるだけいろんなところに出かけて、お子さんとの楽しい時間を過ごしてください。
私は、子どもがベビーカーで寝たらカフェにいき、コーヒーとケーキを食べるのが密かな楽しみでした。そんなことができるのも、育休中ならではの特権ですよね。

【アドバイス2】慣らし保育は当てにしないで!
最後に声を大にして言いたいのが「慣らし保育」についてです!慣らし保育中の時間は、自分へのご褒美と楽しみにしている方も多いと思います。私もそうでした。
結論としては、慣らし保育を当てにせず、今からでも自分へのご褒美をあげる時間を作った方がよいです。
慣らし保育の時間は、最初は1〜2時間です。その程度だと家に帰って洗濯物をたたんでいたらすぐにお迎えの時間です。私の場合は、慣らし保育後半で美容室に行こうと考えていたら、9日目に子どもがまさかの発熱。結局、慣らし保育が午後3時まで伸びた日に、想定外の中断となりました。結局、1人の時間でやろうと思っていたことは何一つできなかったので、慣らし保育を当てにしすぎたなと後悔しています。

これはあくまでも私の経験談で、他のママさんは旦那さんとランチに行ったり、お友達と会ったりと満喫されている方もいました。個人的には、慣らし保育期間でなくても、毎日の家事育児で疲れたときは、ベビーシッターさんなどを依頼して、自分を労わってあげてほしいです!

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育休復帰前はやることたくさん!時間を有効活用して


育休復帰に向けてするべきことについて、少しでもヒントになりましたでしょうか?育休復帰の時期が近づいてくると、さまざまな不安がよぎりますが、ちゃんと備えておけば大丈夫です!私の体験談がこれから育休復帰を迎えるママさんの参考になれば嬉しいです。応援しています!

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■ライター:あびこ
二児の母。Instagramでは初心者向けの保活情報、ワーママの学びなどを発信しています。
https://www.instagram.com/maasa.life/


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