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子どもが小学校に入ると、塾や習い事など、行動の範囲が広がります。子どもにお金を持たせるなら、電子マネーが便利です。しかし、好き放題使わないか心配も尽きません。そこで今回は、電子マネーの正しい活用法や注意点、持たせるときのルールなど、マネー教育のポイントについて紹介します。



【子どものマネー教育】電子マネーはいつから使わせる?


電子マネー

学校における金融教育の支援活動の参考にするため、経済産業省の金融広報中央委員会が子どものお金にまつわる日常生活の調査(※1)を行っています。


電子マネー等の利用状況をみると、小学生の約3割が「プリペイドカード」と「電子マネー」を利用していることがわかりました。プリペイドカードに代表される「図書カード」の利用においては、小学生(高学年)では約8割という結果でした。



キャッシュレス決済がますます加速!


経済産業省が「キャッシュレス・ポイント還元事業」を推進していることもあり、急速に電子マネーを利用できる場所が増えています。


国は、2025年の大阪・関西万博までに、キャッシュレス決済比率40%を目標に掲げています。さまざまな施策が後押しとなり、今後ますますキャッシュレス決済は加速していくようです。


しかし一方で、現金を扱う機会が減ることで、子どもの金銭感覚が鈍くなることを懸念する声も上がっています。



※1:経済産業省「キャッシュレスの現状及び意義」(2020年1月)

足し算・引き算がわかったらマネー教育をスタート!


では、何歳からマネー教育を始めたらいいのでしょうか。


子どもの成長度合いや家庭の教育方針も関係しますが、足し算と引き算の概念が理解できるようになる年齢が一つの目安とされています。


習い事や塾などに公共交通機関で通うことを考えると、年中・年長さんから「交通系」のICカードを使う練習を始めてもいいかもしれません。おうちの人の判断で電子マネーを使う練習をしていきましょう。



プリペイド式なら利用限度が決まっているので安心


電子マネーといっても様々な種類があるので、何を最初に使わせるべきか悩みますね。子どもには、利用限度が決まっているプリペイド式の物を持たせるのが安心です。


プリペイド式には「使い切り型」と「チャージ型」の2種類があります。



●「使い切り型」のプリペイドカード
図書カードやQUOカードは、1,000円や3,000円などあらかじめ使える金額が決められています。本屋さんなど限定した場所で、子どもが欲しい本や漫画、文房具などを買えるギフトカードです。中に入っている金額分が利用可能となるため、残額の感覚やお金の価値を学ぶのに最適です。

●「チャージ型」のプリペイドカード
入手したカードに現金をチャージ(入金)して使用するタイプです。残高がなくなった場合には、新たにチャージすると、繰り返し使用することができます。nanacoやWAON、楽天Edyなどは「流通系」、SuicaやPASMOなどは「交通系」と呼ばれます。利用履歴が残るので、子どもの使い道を確認することができて安心です。

【子どものマネー教育】電子マネーの落とし穴


お金

電子マネーは、親にとっても、子どもにとっても、便利なアイテムです。その一方で、お金の価値について実感が湧かなくなり、無駄使いをしてしまう子どもも少なくありません。



電子マネーを使うメリットと注意点


電子マネーを使うメリットと注意点について、詳しく見ていきましょう。



【4つのメリット】

メリット① 現金ではないので安心
現金を子どもに持たせると、落としたりなくしたりする心配があります。その面で電子マネーの方が安心できます。

メリット② 支払いが簡単
支払いはカードや端末をかざすだけでOK。支払いの煩雑さがなく、レジでの会計時間が短くなります。子ども一人でも支払いができます。

メリット③ ポイントが還元される
特に「流通系」の電子マネーの場合、利用金額に応じてポイント還元やキャッシュバックを得られる場合があります。

メリット④ 管理がしやすい
電子マネーは、支払い情報がすべてデータ化されるのが利点です。専用サイトからマイページにログインすると、すべての履歴が確認できます。


【5つの注意点】

注意点① チャージする手間がかかる
プリペイド型の場合は、事前に必要な金額をチャージする必要があります。カードの見た目だけでは残額がわからないため、使う際に残額が足りないという問題も生じます。

注意点② 金銭感覚が身につかない
カードをかざすだけで支払える電子マネーはお金を使う感覚が薄いので、お金の価値を理解するのが難しいです。子どもの場合、カードがあれば何でも買えると勘違いする危険性があります。

注意点③ 現金に変換できない
電子マネーに入金した額は現金に変換できません。変換できる場合も、手数料を取られることがあります。

注意点④ 使える場所が限られる
使える店が増えているとはいえ、お店によっては支払いが現金のみのところもあります。子どもの好きな駄菓子屋など、小銭を扱う店には不向きです。

注意点⑤ 災害に弱い
電子マネーは「電気とインターネット回線」が必要なので、自然災害などでネットワーク障害や停電が起きると利用できません。停電で電車が止まった場合などを想定し、子どもには電子マネーに加えて別途現金を持たせておく必要があります。


一人が不安な子どもの送迎には、ベビーシッターがオススメ!

「交通系」電子マネーは、クレジット機能を付けなければ、チャージした金額しか使えません。とはいえ自動販売機で飲み物を買ったり、コンビニで簡単に買い物ができます。子どもにとっては「魔法のカード」のように感じるため、無駄遣いの心配があります。


一人で電車を利用して学校や習い事へ行くようになったら、最初の1ヶ月ほどは大人が送迎を見守ると安心です。仕事で忙しいママパパであれば、送迎をしてくれるベビーシッターに依頼するのもオススメです。

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【子どものマネー教育】必ず「現金」に触れておこう


お金を使う子供

お金に関する感覚は、大人になるまでに親が教えておくべき大切な価値観の一つです。子どもが電子マネーに慣れる前に、現金を使う機会を持たせ、マネーリテラシーを少しずつ身につけさせましょう。


初めての買い物でオススメなのは、駄菓子屋さんです。予算を決めて、一緒に買い物に行ってみましょう。「いろんな種類をたくさん買う」「1点豪華主義」といったように、子どものお金の使い方や個性がわかるチャンスになります。


コンビニやスーパーマーケットの駄菓子コーナーでも構いません。実際に現金を使う経験をさせましょう。「お金は使えば減る」「お金が足りないと欲しいものが買えない」といった経験を通じて、お金の価値を実感することで、電子マネーを使うときにも「現金と同じ」ということを本質的に理解できます。



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【子どものマネー教育】電子マネーを使うならルールを決めよう


子どもに電子マネーを持たせるなら、使い方のルールをあらかじめ決めておくことが大切です。子どもとルールを決める前に考えておきたい「親の心得」と「ルール」の例をお伝えします。



【電子マネーを与える際の親の心得】

・ルールを押し付けるのではなく、子どもと一緒に話し合う
・チャージは親子で一緒に操作し、形を変えたお金だと実感させる
・オートチャージ設定をしないようにする
・お小遣い帳をつけるなら、親がチェックしアドバイスもする
・紛失時に「停止手続き」ができ、残高を引き継げる電子マネーを選ぶ
・子どもが自分で残高確認ができるものを選ぶ
・使用履歴は親がこまめにチェックし、使いすぎていないかを確認する
・電子マネーのメリットと注意点を共有しておく


【電子マネーのルール例】


①お小遣い帳を付けること
今いくらあって、何に、いつ使ったかと、残額を記録しておきます。自分でお金を計画的に使う練習になります。

②レシートをもらうこと
支出の内容をレシートで見直すことができ、ムダ使いや節約ポイントが見えてきます。また、買った物が不良品の場合、レシートがないと対応してもらえないことを伝えます。

③本当に必要なものか考えること
欲しいものは無限にありますが、お金は有限です。「本当に買うべきかどうか」を考えさせ、欲しいものに優先順位をつける練習を身に付けさせます。

④買う前に値段をチェックすること
全く同じ飲み物でも買う場所によって値段が異なります。無駄なくお金を使うためのヒントを親から伝えます。いかに満足を得られる使い方ができるかを子どもに学ばせます。


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まとめ|子どものマネー教育は親の役目


電子マネーはタッチするだけで使えるため、便利なツールである一方、大人でも使いすぎてしまうことがあります。お子さんが正しく電子マネーを使いこなせるように、親がフォローしていきましょう。お金の価値は親が子どもに教えるべき大事なポイントです。子どもが電車を一人で利用する日に向けて、未就学児のうちに電子マネーの使い方を一緒に練習しておくとよいですね。



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