保育園のお迎えに間に合わせるためや、帰宅後のスケジュールを考えて、時短勤務で働くママ・パパは少なくありません。しかしメリットがある一方で、精神的なストレスを感じるケースもあり「早くフルタイムに復帰したい」「どのタイミングでフルタイムに戻そうか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、時短勤務で働くママやパパを対象に、時短勤務制度のメリットデメリット、フルタイムへ戻す方法などを詳しく解説していきます。



育休明けの時短勤務とはどんなもの?


時短勤務

では、そもそも時短勤務とはどのようなことを指すのでしょうか?


時短勤務とは、短時間勤務制度の略であり、育児・介護休業法により定められた制度になります。取得のためには、従業員からの申し出が必要で、1日の所定労働時間を6時間とすることが可能です。


時短勤務を取得できる期間としては、育児の場合では「子どもが3歳に達するまで」、介護の場合では「利用開始日から連続する3年以上の期間」が法律上規定されています。育児のケースにおいては、3歳以降の子どもに対しては法律上義務とされている制度はありません(2022年8月末時点)。しかし、企業によっては「子どもが小学校になるまで」「小学校3年生まで」など取得できる期間に幅を持たせているところもあります。


その理由としては、3歳から小学校入学前までの子を養育する従業員に対しては、下記のような制度を整えることが、厚生労働省により努力義務として求められているためです。


・ 育児休業に関する制度
・ 短時間勤務制度
・ 所定外労働の制限に関する制度
・ 始業時間変更などの措置


そのため、小学校入学以降の子どもがいる従業員に対して、企業独自で制度を整えているところも少なくないのです。一方介護の場合には、「3年以上」との規定があるのみで、取得期間に上限はないため、いつまで時短勤務を続けるかは、会社と相談して決めることになります。


また、時短勤務と聞くと女性が取得しているイメージが多いかもしれませんが、男女による特別な規定はなく、男性でも希望すれば取得することができます。



時短勤務で働くことにはメリットがある


最近では育休後に時短勤務で働くママやパパも増えてきましたが、時短勤務には以下のようなメリットが考えられます。


時短勤務のメリット


・保育園のお迎えに確実に間に合わせられる
・帰宅後のスケジュールに余裕ができる
・体力的に楽になる
・子どもと触れ合う時間が取れる

3歳頃までは特に手がかかる時期でもあるため、時短勤務を利用して、体力的・時間的な余裕を持てるというのが一番のメリットのようです。



時短勤務は何がつらい?実はデメリットを感じる人も


こうしたメリットがある一方で、「時短勤務はつらい」「メリットだけでなくデメリットもある」と感じているママやパパもいるようです。


その理由には、以下のようなものが挙げられます。



時短勤務のデメリット


【職場の雰囲気(人間関係)】
・時短勤務なので仕事で辛いことがあっても言いだせない雰囲気がある
・フルタイムで働いている上司から嫌味を言われてストレスになる
・人より働く時間が短いために、なんとなく肩身が狭い感じがする


【仕事量】
・時短なのにフルタイムに近い仕事量で、時間内に仕事が終わらず残業になっている
・仕事が終わらない場合のチーム内でのフォロー体制がない
・保育園のお迎えのために帰らねばならず、職場全体が忙しい時に申し訳ない
・業務をスピーディーにこなさなければならず、締め切りへのプレッシャーが大きい
・時間内に終業しなければいけないので、昼休みを返上したり、早出したりして対応している


【やりがい】
・簡単な仕事しか任せてもらえず、同僚と比べて「取り残されている感」や「疎外感」がある
・仕事に思いっきり携われず、やりがいが得られない


【給与】
・仕事量は同じであっても、給与が減ってしまう
・拘束時間のわりに手取りが少なく、割に合わない


このように、時短勤務で働いているとさまざまなプレッシャーやストレスにさらされることになります。なかには、「業務量は変わらず給料が激減した」といった方もおり、時短勤務だからと言って必ずしも余裕ができるとは限りません。



時短勤務がつらいと感じる理由


職場関係

以上のような点を踏まえると、時短勤務がつらいと感じる大きな理由は、


・職場の雰囲気(人間関係)
・仕事量
・やりがい
・給与


の4つに集約されることが多いようです。


こうした悩みを抱える時短勤務のママやパパは非常に多いですが、こうしたストレスやプレッシャーは当事者にしかなかなか理解できないというのが難しいところ。そのため、なかなか「つらい」と言い出せずに我慢をしてしまったり、肩身の狭い思いをしながら働き続けたりすることも少なくありません。


「周囲に迷惑をかけていて負い目を感じる」「自分の思い通りに時間を使えない」「育児も家事も仕事もあってやることが多すぎてパンクしそう」と感じたときには、時短勤務経験を持つママやパパに相談をしてみたり、家事代行やベビーシッターなどを利用したりして、うまく息抜きをするのも良いでしょう。



時短勤務がつらいなら、フルタイムに戻すタイミングを考えよう


時短勤務がつらいなら、思い切ってフルタイムに戻すことを考えるのも一つの手です。時短勤務からフルタイムに戻した場合のメリットとしては、


・給与の減額がなくなり、やりがいを持って働ける
・キャリアアップがかなう可能性が広がる
・負い目に感じることが少なくなり、精神的に楽になる


といったものが挙げられます。
とはいえ、すぐにフルタイムに戻すことを決意できる方はそれほど多くないでしょう。フルタイム勤務に戻す際に検討したいのは、次のような点です。


・自分は人生において何を重視したいのか
・本当に今がフルタイムに戻るタイミングなのか
・パートナーとの育児や家事の分担をどうするか
・フルタイムに戻っても子育てとの両立が可能か


実際にフルタイムになったときのタイムスケジュールや仕事・家庭の状況をシミュレーションして、本当にフルタイムに戻したほうがいいのか、何が必要なのかといったことを具体的に検討していくことが大切です。


時短勤務からフルタイムに戻した方の事例では、育休明けにフルタイムに戻したという人もいれば、3か月間だけ時短勤務をしてそれからすぐにフルタイムに復帰した方、時短勤務期間の上限(3歳)まで待った方、子どもが小学校に入学してからフルタイムに復帰を決めた方など、さまざまな方がいらっしゃいます。そのほか、昇進試験前のタイミング、会社の制度が変わったタイミング(定時退社が推奨された、フレックスタイム制が導入されたなど)でフルタイムに戻った方もいるようです。



フルタイム勤務に戻す際のハードル


しかし、フルタイムに戻ったからといって、時短勤務時代の悩みがすべてなくなるわけではありません。


たとえば、
・子どもを長時間保育園に預ける必要がある
・子どもとのスキンシップの時間が少なくなる
・体力的、時間的にきついことがある
・パートナーと保育園のお迎えや家事、育児を分担する必要がある
・出張や残業、昇進などを断れない


といった場合もあり、それに伴う悩みやストレスを抱えることもあります。


そのため、「どんな働き方が自分や家族にとって一番心地が良いか」をしっかり考えたうえで、選択することが大切です。


時短勤務経験者からは、時短勤務時代を振り返って「大変なこともあったけれど、子どもとの時間が取れてよかった」「当時は同僚に遅れを取っていると思ったけれど、時短勤務期間を終えてフルタイムに復帰したら思いのほかすぐに追いついた」といった声も聞かれます。時短勤務であることに肩身の狭い思いをすることもあるかもしれませんが、今の時期だけと思って乗り切る選択肢もあるということを覚えておきましょう。



時短勤務からフルタイムに戻すならベビーシッターを


ベビーシッター

今回の記事では、時短勤務のメリットデメリットを解説するとともに、フルタイムに復帰する方法についても詳しく見ていきました。


フルタイムに復帰する際には、子どものお迎え問題や病気・残業・出張時の対応など、さまざまなことを考える必要があります。特に、近くに頼れる人がいない場合には、急な出来事に焦ってしまうこともあるでしょう。そんなときには、ベビーシッターの活用がおすすめです。


ベビーシッターは、0歳から12歳までの子どもが主に利用することができ、急な仕事や用事の際にも手軽に利用できるのが魅力。また、友人と外出したい、買い物に行きたい、美容室に行きたいといったプライベートな理由の際にも気兼ねなく子どもを預けられるのが大きなメリットです。



今すぐベビーシッターを依頼してみる

マッチングプラットフォームのキッズラインでは、24時間アプリからベビーシッターの予約が可能で、即日から定期まで、幅広いニーズに対応が可能。急な残業で保育園のお迎えに間に合わないときに送迎や保育を頼んだり、忙しくて家事にまで手が回らないといったときには家事代行サービスを依頼したりすることもできます。


時短勤務とフルタイムで子どものタイムスケジュールが変わってしまうことを心配されている方でも、ベビーシッターを依頼すれば、時短勤務時代と同じ時間にお迎えに行ってもらい、自分が帰宅するまで自宅で面倒を見てもらうこともできます。


費用面が気になる場合は、勤務先が「内閣府ベビーシッター補助券制度」

を導入しているかを確認してみましょう。導入していれば、就労のためのベビーシッター利用に適用され、月に一家庭最大52,000円の補助を受けることができます。


時短勤務かフルタイムか悩んだら、まずはお試しでベビーシッターに依頼してみて、フルタイムの可能性を模索してみてはいかがでしょうか?



今すぐベビーシッターを依頼してみる

▼あわせて読みたい
【FP監修】育休復帰後、時短勤務になったらお金はどうなる?
育休明けの社会保険料はどうなる?時短勤務だと年金は減る?注意点も解説!【FP監修】
内閣府ベビーシッター割引券とは?


▼記事一覧に戻る
KIDSLINE編集記事一覧


フルタイムでサポートを頼む