ライフスタイルの変化にあわせて働き方も変える!最近、保育士としての経験を生かしてベビーシッターへ転身する方が増えています。
「一人ひとりのお子様、親御様と密に関わることができるので毎日が充実しています!」
保育士として7年間経験をつんだ後単身海外へ渡ったやすよさん。帰国後はベビーシッターとして働き始め、今では大人気シッターとして活躍しています。
保育士からベビーシッターに転身したきっかけやベビーシッターならではのやりがいについてインタビューしてきました!
ご自身について教えてください。
福祉系の短大で2年間学んだ後、児童福祉の道に進みたいと思い専門学校に進学、そこで保育士資格を取得して22歳から7年間、保育園で働きました。
子どもが大好きだったので毎日やりがいを感じていましたが、どうしても昔からの夢であった海外で英語勉強したいという思いを捨てきれず、29歳のときにワーキングホリデーを利用して1年4ヶ月間海外で生活をしました。
当時英語はほとんど話せない状態でしたが、自分から日本人コミュニティを探して職を探し、ハウスキーピングや皿洗いの仕事をしながら英語を学びました。海外に行くまではどちらかというと引っ込み思案だったのですが、当時は海外で生きるのに必死で(笑) とにかく自分から行動を起こしていろいろなことを経験しました。
帰国した後は再び保育の仕事をしたいと思い、インターネットで子どもに関わる仕事を検索しました。ベビーシッターの経験はなかったのですが、キッズラインのホームページを見て興味がわき、すぐに登録会に申し込みをしました。
保育士ではなくベビーシッターに転身した理由は?
帰国してから仕事をしようと考えたときに、「やっぱり保育の仕事がしたい!」と思ったのですが、それまでとは違い、一人ひとりの個性を大切にして保育をしたいと強く思うようになりました。海外に行くまでは保育士の世界しか知らなかったので、思いきってちがう世界に飛び込んだことで視野が大きく広がったんですね。今思うとこの海外での経験が人生のターニングポイントになったと思います。いろいろと調べていくうちに私の目指す保育のかたちはベビーシッターだなと!(笑) 実際にベビーシッターをやってみて、あのときの決断は間違いではなかったと確信しました。
ベビーシッターとして働いてみて感じた保育士とのちがいは?
ベビーシッターとして仕事をするうえで、保育に関するノウハウや保護者との接し方など、これまで保育士として培った経験がとても生かされています。
ただ、保育園は集団生活。どうしても保育園のルールに従ってもらうための働きかけがメインになります。もちろんお子様の社会性を育てるうえではこれも大切なことなのですが、私自身は「もっと一人ひとりの個性に合わせた保育をしたい」という思いが強くて。ベビーシッターのお仕事は一対一の保育なので、その子の好きなものや興味のあるものを見抜いて引き出していく「プラスの保育」ができる点が大きくちがうと感じています。
親御様とのやりとりも、保育士のときはまだ若かったこともあり表面的なものになりがちでしたが、今は楽しくてしかたありません!常に「保護者の一番の応援団でありたい」と思ってシッティングをしているので、保護者の悩みや不安にも心から寄り添えるようになりましたね。
ベビーシッターならではのやりがいは?
たくさんありますが、やはり一番は「保護者に選んでもらえているという充実感」です。たくさんいるシッターさんの中から自分を選んでくれるのはとても嬉しいです。私は郊外に住んでいるので、都心までは距離があるのですが、交通費がかかってもいいから来てほしい!とお願いされると、私もその期待に応えようとモチベーションが上がります。ベビーシッターの仕事を始めてからは人から必要とされることの嬉しさをより実感できるようになりました。
あとは自分で働き方を決められるところもベビーシッターの魅力です。保育士時代はシフトから職場の人間関係、自分の将来のことにいたるまで悩みがつきませんでしたが、ベビーシッターになってからはそのような悩みはなくなりました。休みの日も自由に決められるし、自分のペースで長く働けるところがとても気に入っています。
ベビーシッターをしていて印象に残っているエピソードは?
0歳からシッティングをしていたお子様だったのですが、お母様と離れるのが不安だったのか、なかなか泣き止まなくて。最初の頃は私にも慣れてくれず泣いてばかりで、お母様も非常に悩まれていたんです。半年後に保育園に入る予定だったということもあり、何度もお母様と相談をしながら粘り強くシッティングを続けていきました。
保育士時代の私だったら、集団保育という観点から月齢の目安や園のルールをお母様に押しつけてしまっていたかもしれません。でもベビーシッターは目の前のお子様と一対一の保育。シッティング中はとことん向き合って少しずつお子様の好きなものや興味のあるものを探っていきました。するとだんだん私に慣れてきたのか笑顔も見られるようになってきて。保育園に入った今でもお母様から相談を受けたりお子様の様子をお聞きしたりしているんです。やはり頼っていただけると嬉しいですね。
保育士時代は毎日がいっぱいいっぱいでこんなにお子様や保護者に密に寄り添って保育をすることってなかったので。気づいたらお母様と一緒にお子様の成長を見守らせてもらえてんだなと。ベビーシッターの仕事っていいなと改めて思った瞬間でしたね。
最後にベビーシッターに興味をもっている保育士さんに一言お願いします!
もし保育士の方の中にベビーシッターに興味を持っている方がいたら、ぜひ一度勇気を出して挑戦してみてほしいです!私もそうでしたが、いま保育士として活躍されている方はみなさん「子どもが大好き!」という思いでこの世界に飛び込んだと思います。ベビーシッターという集団保育とはまた違った保育の世界を経験することで視野が広がり、この仕事のやりがいを改めて感じることができると思います。ベビーシッターの仕事を始める前までは、結婚や出産を経験したあとも大好きな保育の仕事にたずさわっていけるか不安でした。でも今は、結婚・出産などライフスタイルに変化があっても長く続けていけるという自信があります。同じような壁にぶつかっている保育士さんは多いと思いますが、一人でも多くの方がやりがいをもって長く保育の仕事を続けていってほしいなと思っています!少しでも興味があるならぜひ登録会に参加してみてほしいです。今後の働き方についてスタッフの方に相談にのってもらえますよ。
いかがでしたでしょうか。
結婚・出産などライフスタイルが変わっても長く働けるベビーシッターのお仕事。
一人ひとりと深く関わることができる充実感を感じながら保育のお仕事をしてみませんか?
元保育士でキッズラインのベビーシッターとして大活躍中のやすよさんのページはこちら!
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