キッズラインで活躍するサポーターの皆さんに、やりがいや働き方の工夫について伺うインタビュー企画。ご紹介するのは、キッズラインアワード2026の家事代行部門にて、エリアスター賞(※)を受賞された天羽智恵さん。ご自身の苦しかった子育て経験を強みに変え、お母さんたちの救世主として活躍しています。

特に、独自の「仕組み作り」を取り入れた片付けのサポートで多くのご家庭を救い、今ではたくさんのユーザー様に深く信頼される存在となっています。家事サポーターとして働くことで天羽さんが手にしたもの、そして理想の働き方とは何かについて、お話を伺いました。

※地域の特性を活かしながら活動されている方を対象に、エリアならではの工夫と挑戦を総合的な観点から選出・表彰されました。

「かつての自分」のような、忙しいお母さんの心のゆとりを作りたい


ー家事サポーターになろうと思ったきっかけを教えてください。

私は主婦歴27年です。子ども2人も独立し、現在は夫と二人暮らしになりました。自分の時間が増えた今、得意な家事でご家庭のお役に立てたらと思い、家事サポーターに登録しました。

何十年も昔の話になりますが、私自身が仕事をしながら、母として、主婦として必死に毎日をやっていた時期があったんです。当時は今のような便利な家事代行サービスが全くなくて、とにかく忙しくて、しんどくて……。
自分で振り返っても、当時は常にイライラして「不機嫌なお母さん」だったなと思うんです。

だからこそ、いま目の前にいる忙しいお母さんたちを見て、「あの時、誰かに頼って空いた時間で、子どもと笑顔で遊べたらどんなに楽しかっただろう」って、いつも当時の自分を重ね合わせてしまうんです。
家事がラクになることでお母さんに心のゆとりが生まれ、その空いた時間でお子様と笑顔の時間を過ごしてほしい。かつての自分のような人を救いたい、その一心で登録を決めました。

目指すのは「その日綺麗にする」ことではなく、日常がラクになる“仕組み作り”


ー天羽さんがサポートを行う上で、最も大切にされていることは何ですか?

私は、お部屋を「その日、その場だけ綺麗にすること」を目標にしていません。子どもがいれば、お部屋はすぐに散らかるのが当たり前ですよね。
大切なのは、「散らかっても、1秒でも早く元通りに片付けられる仕組み」が家の中にあるかどうか。私自身が子育てや家事を続ける中で実感してきたことだからこそ、そうした仕組みづくりを意識しながらサポートをしています。

訪問するたびに、「ここはこういう風に仕組みを作ったら使いやすくなりますよ」「家事動線が良くなって、日々の生活がラクになりますよ」と、ユーザー様と一緒に少しずつおうちを改善していくんです。

ー実際に、ユーザー様からの反応はいかがですか?

ある時ユーザー様が「天羽さん、私めっちゃ片付け上手になりました!」って喜んでくださったんです。その時に「すべて仕組みのおかげです。仕組みが良いから、自分でもできるお守りになりました」と言っていただけて。
自分でできるようになれば、私の訪問回数は少しずつ減っていきます。それはサポーターとしては少し寂しいことかもしれないけれど、私にとっては一番嬉しくて、目指したい姿なんです。そういうご家庭を、これからもどんどん増やしていきたいですね。

3時間の訪問で「片付け」も「料理」も終わらせるタイムスケジュール


ー1回のサポート(3時間)の中で、定評のある「片付け」と「料理」をどのように両立させているのですか?

3時間ずっと片付けの仕組み作りをするのではなく、そこは臨機応変に、パズルのように時間を組み立てています。

例えば前半の1時間半は「今日はキッチンのこの引き出し」「次は洗剤のストック場所」とエリアを絞って仕組みを整え、それに伴うお掃除をパパッと終わらせます。そして後半の1時間半で、お疲れのお母様のために、残りの時間でお料理を作ります。

私の料理は、「冷蔵庫の片付けをベースにしたお料理」なんです。食材をただ消費して使い切るのではなく、冷蔵庫の中を整理しながら、傷みそうな食材を活かしてメニューを考えています。一度キッチン全体の「動線の仕組み」を見直して、冷蔵庫まで整理してしまえば、毎日の夕飯作りも驚くほどラクに変わるんですよ。

家事代行として働く

自分の「家庭」も「スケジュール」も100%自分でコントロールできる魅力




ーこれだけ多くのご家庭を救っている天羽さんですが、ご自身の「ご家庭」との両立はいかがですか?

私は、ユーザー様にも「自分の家庭を一番大事にしてほしい」という想いでサポートしています。だからこそ、私自身も自分の家が散らかったり、家族の食事がおろそかになるような働き方は絶対にしたくないんです。

キッズラインは、自分で自由にスケジュールが組めるのが最大の魅力ですね。
私の場合は、朝10時にスタートして、どんなに忙しい日でも「遅くとも17時には必ず終わる」と決めて登録しています。これなら自分の家庭の家事や夕飯の準備にも全く影響が出ません。

私にとって自宅の家事は、サポーターとしての「良い練習の場」にもなっています。
自宅で試して良かった仕組みをユーザー様に提案し、ユーザー様宅で磨いたスキルをまた自宅に持ち帰る。そんな素晴らしいサイクルで、仕事も家庭も両方妥協せずに楽しむことができています。

「家事が好き」という気持ちが、誰かの家庭を救う武器になる


ーこれから家事サポーターになろうか迷っている方へ、メッセージをお願いします。

私は、「好き」は一番の武器だと思っています。お料理が得意、お掃除やお片付けが好き、その気持ちがあれば、それはもう立派な才能です。特別な資格が必要なわけではありません。毎日当たり前にやっている「おうちの家事」が、そのままどこかの誰かにとって、喉から手が出るほど欲しい救いになります。

もし少しでも「やってみたいかな」と興味があるなら、迷わずまずは一歩を踏出してみてほしいなと思います。だって、やってみないと何もわからないですから。
実際に経験してみて、「あ、やっぱり私には合わないかも」と思ったら、その時にやめればいい。でも、あなたの一歩で救われるお母さんや、笑顔になれる子どもたちがたくさん待っています。

「本当にあなたがいま来てくれて、この家が救われているよ」と言っていただけるやりがいを、ぜひ一度体験してみてほしいです!


――インタビューを終えて――
「かつて不機嫌なお母さんだったからこそ、いま悩むお母さんを救いたい」とおっしゃる通り、インタビュー中の天羽さんは終始柔らかな笑顔の奥に、プロとしての熱い情熱を秘めている方でした。自分の家庭も大切にしながら、スケジュールを100%自分で決めて働く。そんな天羽さんの生き生きとした姿そのものが、多くの家庭に「暮らしのゆとり」という魔法をかけているのだと感じたインタビューでした。

▼天羽さんのプロフィールページはこちら

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