日本人視点で台湾の新しい魅力を発信している「Howto Taiwan」編集長の田中伶さん。現在、2歳の男の子と、2ヶ月の女の子のお母様でまさに子育ての真っ只中。多忙な編集長という仕事と育児の両立を実現しているのは、「苦手なことはもっと得意な人に任せる」「なんでも自分で全部やらなくていい」という思いが前提としてあるからだと言います。そんな田中さんが活用したのは、「お隣さん」と「家事代行サービス」でした。夫婦の絆を保つ“15年デートリスト”についても教えていただきました。
産後は夫婦と「お隣さん」の力を借りて乗り切った
ーー 田中さんはお嬢さまが生後2ヶ月で、まさに子育て真っ只中だと思いますが、普段の子育ての様子を教えてください。
私たち夫婦は実家が大阪なのですが、両親が働いていることもあり、2人目の出産を東京で行いました。里帰りしない、という選択をしたからこそ、近くの誰かに頼らざるを得ない状況だったんです。
上の子もいて育児と家事とが夫婦2人じゃとても回らないですし、産後1ヶ月は外出できないので、周りの人たちの力を遠慮なく借りよう、って思ったんですね。
と言いますのも、マンションのお隣さんが妊娠中から「出産したら遠慮なく頼って」と手伝います宣言をしてくれていたんですね。仕事仲間も産後は家に遊びに行くねと言ってくれていたり、1人目の出産を経て産後の大変さは心得ていたので、遠慮なく頼ろう、という気持ちになったんです。
「誰かにお願いする」ことを恐れずに
ーー それは理想的な関係性ですね!具体的にはどのように頼っていたのでしょうか?
お隣さんが買い物に行くついでに「もやし買ってきてほしいな」とか「おかずを多めに作ったらちょっと分けてくれない?」というように具体的にお願いしていました。厚かましすぎるかなと少し不安でしたが、実際に頼ってみると嫌な顔をされたことは一度もなくて。
「周りに頼っちゃいけない」っていうのは、思い込みなのかもしれません。私も、誰かの力になれたら嬉しいな、という気持ちがあります。
私の仕事では海外出張もあるので、シッターさんにお世話になったり、ファミサポさんにお世話になったりというのが1人目のときも日常茶飯事でした。それと合わせて家事代行もお願いして、自分が苦手なところをスポットで依頼したり…
私自身、得意なことを伸ばして仕事をすることを目指してやっているんです。得意なことはやるけど、苦手なことはもっと得意な人に任せる、なんでも自分で全部やらなくていい、っていう思いが前提としてあります。
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家事代行も便利!上手に使う2つのポイント
ーー 田中さんはシッター、家事代行をお使いいただいていますが、おすすめポイントはありますか?
家事代行は「使い方にコツがある」と知ってからすごく使いやすくなりました!周りの友人は結構家事代行を使っているのですが、いざ家を見渡して「ここを頼みたい」「ここも掃除してほしい」と思ってもどのように頼んでいいかわからないし、何を頼みたいのかうまく言えない。
「こういう状態にして欲しい」と自分の価値観を言語化するのが大変…と悩んでいたら、家事代行ユーザーの先輩から2つのポイントを教えてもらったんです。
(1)依頼するのは土曜日の朝
(2)迷ったら「水回り」をメインに頼んで、自分の頼みたいことを見つけていく
(1)(2)どちらも家族の時間を上手に取れるし、だらけがちな休日をスムーズに過ごせる工夫なんですよね。「充実した1日が過ごせるから絶対おすすめ!」と教わって実践してみたら、これがとても良かったんです。まずは迷ったら水回りにしよう、っていうのも明快だし、定期的に使うと家族のルーティンに入るからスケジュールが立てやすいです。
夫婦の関係性を良好に保つ、を意識的に行う
ーー 「誰かに遠慮なく頼る」というところ以外で、他に子育てする上で大切にされていることはありますか?
夫との関係性です。
妊娠期間に、産後の夫婦関係がどう変わるかということについて、私も夫もとても気になっていました。そこで、既に子供が3人いる先輩から話を聞いたんですね。その時、とても印象的なたとえがありまして……
ここに、カップが2つあります。
1つのカップが夫、もう1つのカップが妻とします。結婚した時、このカップは横並びなんですが、子供が生まれると、多くのカップルが自分たち2人の間に子供を置きます。
(と言いながらカップの間を空ける)
やがて、子供が成長したら、間においた子供たちがそのまま巣立っていなくなる。
すると、1度離れてしまった夫婦の間をもう1度縮めにいくのがとてもむずかしいと...
それまで夫婦の関係性が子供がいたから繋がっていたが為に、どうしてもそういうことが起きてしまう…そんな話を聞いたんです。
その話を聞いて改めて、子供が生まれたら子供中心になるけれど、それよりも子どもたちが巣立ったあと、夫婦2人で一緒に過ごす時間の方がよほど長いんだ、ということに気づいたんです。
だからこそ、この話を夫にもして、2人の関係はスイートに保っておきたい、と伝えました。だから、子供が生まれてからも二人でコーヒーを飲んで会話する時間を意識的に作るようにしたんです。そこから生まれたのが、「15年後のデートリスト」です。
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15年後に夫婦で叶えたいことを話し合う時間をもつ
(写真)実際に田中さんが作成している「15年後のデートリスト」を見せていただきました!
ーー 「15年後のデートリスト」ってとても素敵ですね。どういった内容なのでしょうか?
15年後、子供が成長したら二人でやりたいことをリストアップしているんです。年齢制限があって、小さな子供とは行けないお店、海外旅行、美味しそうなお寿司やさんなど忘れないように記録しておくためのもので、お互いが思いついたら書き留められるよう、LINEグループにしてやりとりしています。
私が一番したいのは「大好きな台湾でもう一度結婚写真を撮る」ですね。子供がいると、我慢しなきゃいけないこともありますが、先の楽しみがあると今の時間を大事にしよう、って思えます。15年後は先のようであっという間。だから、次の15年を楽しみに生きたいなと思います。
何より、夫から「一緒にここへ行きたい」という提案があったら「まだこの先の人生で、私との楽しみがあるんだな」と素直に嬉しさを感じます。
母、妻、私...どれも我慢しないで過ごしたい
ーー 「自分のやってみたいこと」「夫婦で叶えたいこと」「家事など生活をすること」との田中様のベストバランスとはなんでしょうか?
そうですね、やはり私自身が母としても、妻としても、私としても我慢しない、というところでしょうか。そのためには、夫婦での話し合いが欠かせないと思っています。
普段から二人の間で価値観をすり合わせるような会話をしていないと、急にやろう、となってもなんだか恥ずかしくてできなくなっちゃいそうです。我が家では子供を寝かしつけた後話そうね、と言っていても子供一緒に寝落ちしてできないことも多かったので(笑)、朝子供が起きる前に早起きしてコーヒーを飲みながら話す、など意識して時間を取っています。
それは産後クライシスの時期を経たからこそなんです。育児していて夫にお願いすることもしんどい、察してよ!って思う時期がありました。
でも、自分が機嫌悪くても相手は全く変わらないんだ、「気づいてくれない」と思っているだけだとダメだな、と思ったからこそ、夫と話す時間をとるようにしたんです。
これからの長い人生、夫婦が円満に過ごすために、適度に周りの手を借りるよう今から環境を作っていきたいですね。15年後が今から楽しみです。
ー最後に、田中さんからご案内
『FAMILY TAIWAN TRIP #子連れ台湾』田中伶 著
台湾の魅力を発信する人気メディア「Howto Taiwan」。
一児のママであり台湾をこよなく愛する編集長の田中伶が、子連れ旅行者に絶対おすすめしたい155軒を紹介。
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