連載コラム第2弾:再婚が頭をよぎったら?知っておきたい親の心得

シングルマザーの再婚は、再婚相手と子どもの相性が気がかりなことも。タイミングを焦って無理強いは禁物です。

シングルマザーは恋愛が自由!これからの未来、いつどこでどのような出会いがあるかわかりません。ただ、大切にしたいのは子どもの気持ち。

今後、パートナーができたり再婚したりする場合、子どものことを考えたお付き合いのコツや再婚する際の心得のポイントをお伝えします。(執筆者:一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子)

1.第二の人生のために自分の時間を確保しよう

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離婚直後は心身ともに疲弊して恋愛どころじゃない…。でも。一度きりの人生、もう一度女性として華も咲かせたいし心の支えもほしい。結婚も出産も経験しているから急ぐ必要もないけれど、いい人がいれば再婚も視野に入れたい!というママもいるのでは?

または、子どものために早く新しいパパを見つけなくちゃ!と思っているママもいるかもしれませんね。とはいえ、仕事に家事に育児にと、めまぐるしい日々が続き、出会いの場なんて全くないというのも現実。

そんな時に必要なのは「自分の時間」。すべてをひとりでやろうと気負いせずに、たまには人の手を頼ってみるのはいかがですか。

両親や元夫のマンパワーを借りるのもいいですし、ベビーシッターも活用するのもアリ!高額と思われがちですが、キッズラインでは1000円/時間から利用することもできます。自分の時間ためにシッターに依頼することは、最初は抵抗や罪悪感があるかもしれませんが、子どもにとってはママが笑顔で幸せそうでいることも大切。

また、ママ以外の大人に触れることで新たな体験を得ることができますし、シッターに勉強を教えてもらうことも可能です。

まだまだこれからの人生輝かなくちゃ。たまには自分へのご褒美で時間を買うという選択もできるとよいですね。自分の時間を使って、疲れ切った自分を癒したりリフレッシュしたり趣味や自己実現の時間に充てたりすることで、自分自身が生き生きして魅力的に。その結果、あらたな出会いを引き寄せるかもしれません。

2.再婚時に自分・子ども・パートナーの関係を良好に保つコツ

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よいご縁でステキな男性とめぐり会いお付き合いが始まると様々なことが頭をよぎります。

子どものことを大切にしてくれるかな…。子どもにいつ紹介しよう…。子どもが懐かなかったらどうしよう…。パパって呼んでくれるかな…。自分との相性より子どもとの相性が気がかりになることも。

ここで、再婚時に自分・子ども・パートナーが良好な関係を保つためのコツをみていきましょう。

①無理強いは禁物!いきなりパパ役を強制するのはやめよう

なにより気がかりなのが、子どもとパートナーの関係。再婚するとなれば、できるだけ早く新しいパパに懐いてほしいと思いがちですが、「今日から新しいパパが来たからパパと呼びなさい」と強制するのはNGです。子どもにとってのパパはあくまで別れた元夫。子どもが懐いてパパと呼びたいと言うのであれば問題ありませんが、無理強いは禁物です。

また、パートナーに対しても、いきなりパパの役割を強要することは控えましょう。パートナーも子どもが懐いてくれるかどうかプレッシャーを抱えているはず。あくまでママのパートナーであり、子どもにとって、「遊んでくれたり勉強を教えてくれたりする年上のお友達」という立ち位置からスタートするのがよいでしょう。

②パートナーとの時間を定期的につくろう
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子どもとパートナーの関係に気を取られすぎて、自分とパートナーの関係を後回しにしてしまいがちに。パートナーも新しい環境で気を使っていて、時に息抜きしたり甘えたりしたいことでしょう。

ベビーシッターなどを活用して、2人の時間を定期的につくるとよいですね。頼るだけではなく、日頃の不安や不満などを共有したり、男女としての関係を続けることを心がけることで夫婦関係も良好に築くことが大切です。

③子どもへの愛情表現は欠かさず行おう

子どもは心のどこかで、ママをパートナーに奪われたと思っていることも。今まで以上に子どもに対しての愛情表現は欠かさず行うことが大事です。「○○さんは、ママとあなたを支えてくれて、ママがあなたのことを一番愛していることを見守ってくれる人」と伝えることで、ママにとっての一番は自分なんだと認識できますね。

また、再婚のタイミングは、子どもにきちんと説明した上で子どもが快諾してからにしましょう。焦る必要はありません。子どもが拒否する場合には気長に待てばいいだけです。仮に、無理に再婚を進めようとするパートナーであれば、再婚後の生活も子どもの気持ちを優先しない可能性が高いので、見極めるきっかけになりますね。

④子どもにとって元夫は父親。子どもが悲しい思いをしないようにしよう
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再婚すると、「子どもが混乱するので元夫とは会わせない方がいい」と思うママもいるかもしれませんがこれはNG。ママが再婚しても子どもにとって元夫は変わらず父親。今まで同様会える環境をつくり続けましょう。

もし、子どもと元夫が会うことをよく思わないパートナーだったら要注意。子どものことより自分の感情を優先するタイプかも。子どもが父親と会うことを快く思い送り出してくれるかどうか、懐の深さを確かめる機会になるかもしれませんね。

子どもにとっては、愛してくれる大人が増えたということに過ぎず、パパが入れ替え制で変わるわけでありません。離婚も再婚も親の都合です。子どもが悲しい思いをしないように努めましょう。

3.まとめ

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再婚家庭はステップファミリーとも呼ばれ、あらたな家族のカタチのスタートとなります。また、パートナーに連れ子がいたり、再婚後あらたに子どもを授かったりすると、関係は更に複雑に。

血の繋がっている家族でもさまざまな課題があるなか、ステップファミリーはなおのこと。親子関係や夫婦関係について、家族みんなが共通認識を持ち、風通しのよい関係にしておくことが大事ですね。

そして、変化がある時だからこそ自分自身のケアも大切に。シッターなどの手を借りながら自分の時間を上手に使って、素敵な第二の人生を歩みましょう。

連載コラム

・第1弾:シングルマザーだって自分の時間を上手に確保!仕事に恋に自由を手に入れよう
・第2弾:再婚が頭をよぎったら?知っておきたい親の心得
・第3弾:離婚したい!でも子育てが不安…。知っておこう離婚のアレコレ