国産グループウェアでトップシェアを誇り、「働きがいのある会社ランキング」にも3年連続ランクインしているサイボウズ株式会社。もともと青野慶久社長がクラウドファンディングでキッズラインに出資されていたこともあり、そのリターンとして期間限定でキッズラインのサービスをご利用いただいています。

しかし、そんなサイボウズ株式会社でも「ママ社員が社内の飲み会に参加できない」という悩みが…。ママ社員の悩みをどうやって解決したのか、潜入取材をしてきました。

社内にシッターさんを呼んで飲み会をしよう!


時短勤務や在宅勤務でなかなか会社の飲み会に参加する機会がない…というママ社員のために、社内でベビーシッター付き飲み会を企画されたという恵良(えら)さんと檀原(だんばら)さん。その経緯をインタビューをさせていただきました。
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恵良さん(左)と檀原さん(右)

ーまず簡単に自己紹介をお願いします。


檀原さん:2度目の育児休暇中に働き方を見直し、2016年にサイボウズ株式会社に転職しました。現在、6歳の娘と2歳の娘の母です。今度の4月から上の娘が小学校に上がるため、サイボウズの柔軟な人事制度を活用し「小1の壁」にチャレンジしようと思っています。

恵良さん::サイボウズで働きはじめて6年目です。子どもはいないのですが、それまで子育てをしながら働いている女性が少ない環境にいたため、サイボウズで初めて子育てをしながら働く女性の悩みを知り、衝撃を受けました。

ー今回ベビーシッター付き飲み会を社内で企画されたとのことですが、どういう経緯で開催されることになったのですか?


檀原さん:子育てが始まってから、会社の飲み会にまったく参加できない!」という話を年末の納会でママ社員に話していたら、「キッズラインが使えるのではないか」という話になりました。青野さんのご厚意でキッズラインのポイントを利用できるということもあり、「お迎えの後、社内のイベントスペースに子どもを連れて、シッターさんを呼んだらゆっくり飲めそう」という案で盛り上がりました。

恵良さん:ママ社員の交流の場への参加機会が少ないことを知って驚愕しました。二人ともお酒好きだったこともあり、じゃあ開催してみようと、勢いでグループメッセージを立ち上げたのがきっかけです。

檀原さん:サイボウズでは「イベン10」といって、部署が異なる社員10名以上を集めたらイベント費が半額補助されるいう制度があります。同じような思いを抱えている人に声をかけたら、あっという間に参加希望者が10名以上になりました。

恵良さん:こんなにニーズがあるとは思わなかったです。(笑)

ママ社員の一言をきっかけに、あっという間に社内で公認のイベントになってしまったとのこと。それだけママ社員からのニーズが大きかったということと同時に、サイボウズ株式会社の自由な風土を感じますね。

また、サイボウズ株式会社のオフィスには、BAR(バル)と呼ばれる飲食可能なイベントスペースと共に、LIVING(リビング)と呼ばれるDVD完備のキッズルームがあります。もともとキッズルーム付きのイベントスペースがあるという点も、企画を実現しやすいポイントだったのかもしれません。
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キッズルーム付きのイベントスペース、BAR(バル)

子どもはどうする?家族に預ける派とシッター派に分かれた

さて、ママが飲み会に参加するとなると問題になってくるのが、子どものお迎えや寝るまでの面倒は誰が見るの?という問題。

社内にシッターを呼ぶとはいうものの、家や保育園が遠くて会社までお子さんを連れてくるのが大変だという方は、事前に家族の協力を得ていたようです。

【家族に子どもを預けて参加したママの声】

3歳と1歳の子どもがいるのですが、今回は子連れにせず、家で主人にみてもらいました。
理由は、夫が暇だったことや家が遠いこと、金曜の夜は子どもが割と疲れているので早く寝かせたいから、など。

うちの場合、(家が遠いので)会社に連れてきてキッズラインを利用するよりも自宅でシッターさんに見ていただいた方がよさそう。


一方、子連れで参加したというママ社員は、在宅勤務や時短勤務をしてから保育園にお迎えに行き、そのまま子どもと会社に向かうケースが多く見られました。

【時短勤務をしてから子連れで参加したママの声】

時短勤務をして迎えに帰って、また会社に来るのは正直大変でしたが、

・久しぶりに飲み会行ってみたい!
・家で娘の迎えと子守してくれる家族がいない!
 →近くに親族がおらず、主人も0時すぎに帰ってくることが多い
・他の子どもと一緒のほうが娘も楽しそう!

という理由があったので頑張って娘を移動しました!(笑)


気になる当日の流れは?

いよいよ飲み会当日。当日の流れを時系列順にまとめてみました。
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17:30  子連れ出勤

シッターを利用するママ社員はお迎えの足でそのままお子さんと一緒に出社。普段あまり来ることのないオフィスに、子どもたちもワクワクしている様子です。

17:45  シッター到着

シッターが到着し、子どもたちの健康状態や遊ぶときに気をつけることなどをママに確認します。時折、キッズルームの子どもたちがガラス越しに「ママー」と手を振ってママたちを癒す場面も。イベントスペースからも子どもたちの様子が見えるので安心ですね。

18:00  準備

業務が終わった社員の方からイベントスペースに集まり、ドリンクとおつまみの準備をします。生ハムを手巻きしたり、チーズを一口大にきったりと、準備も丁寧です。

19:00  飲み会開始

当日の参加者は、なんと15名以上!営業・マーケテイング・経理・SEなど様々な部署の方が集まり、大盛況のイベントになりました。「普段なかなか飲み会に行けない」というママ社員だけでなく、「そんなママ社員と話したい!」というママ社員以外の方も多く参加し、仕事やプライベートの話に花を咲かせていました。

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予想以上の参加者。椅子が足りないので随時追加していきます。

ママ社員からもそうでない社員からも大好評!

イベント終了後、参加者の方に感想を伺ってみました。

ママ社員からの声

普段は時短勤務で、他の部署のみなさんと話すことはまずないので、とてもうれしかったです。去年の夏から復職して、話したことがない方増えたなぁと思ってたので、少しでも話せて楽しかったです。年末に断乳してお酒が飲めるようになり、飲み会にも2年くらい参加してないので久々にテンションあがりました。(既婚・女性・エンジニア社員)


シッターさんが見てくださっているので、少しだけ子ども達のことを忘れることができました(笑)。つい長居してしまったので、もう30分長い時間お願いすればよかった!というのが反省点です(笑)。
長女は居心地が良かったようで、またサイボウズに行きたい、と言っていました。(既婚・女性・マーケティング社員)


東京まで子どもを連れていくのが大変なので、自分はシッターを利用しませんでしたが、シッターを利用したほうが楽だという方が安心して子どもを連れてこられる環境が整えられていることが見ていてほほえましかったです。(既婚・女性・経理社員)

ママ社員以外からの声

ママさんが増えている昨今、全然ママ社員の方と絡めていなかったので、良いきっかけになって感謝してます。(既婚・男性・マーケティング社員)


子どもがそばにいつつも、大人だけでしっかり話せる&飲めるというのが良かったなと思います。

単なる子連れ参加(シッターさんなし)じゃだめなの?という声もあるかもしれませんが、子どもたちがいると、どうしても「大人の会話」がしづらいんですよね。子どもたちから頻繁に割り込みが入ってしまうので、もちろんそれはそれで楽しいんですが、たまには大人だけでしっかり話したいなーと思うときもあります。そういうときに「シッターさんにお願いする」という選択肢があるのはとても良いことだなあと思いました。(既婚・女性・マーケティング社員)


「飲み会でシッターさんを頼む」という事自体、かなり先進的だと思いますし、飲み会もただの飲み会ではなく、交流の場として活用できていたと思いますので、今後もどんどん開催してほしいと思います!(既婚・女性・カスタマーサポート社員)


ママ社員からの「久しぶりに飲み会に参加できた!」という声はもちろん、それ以上にママ社員でない方から「良い交流の機会になった!」と好評だったのが印象的でした。今回の成功を受け、檀原さんは「また近いうちに第二回を開催します!」と笑顔で話してくださいました。

―いかがでしたでしょうか?

育児と家事は24時間365日フル稼働。子育てが始まると忙しくて、飲み会に行くことすら罪悪感を感じる…という方は多いと思います。サイボウズ株式会社では、ママ社員からの「飲み会に参加できない!」という一言がきっかけでベビーシッター付き飲み会が開催され、ママたちの息抜きの場になっただけでなく、社内の交流の場としても上手く機能したようです。サイボウズ株式会社の柔軟な制度があって実現したイベントですが、「ベビーシッターのこんな使い方もあるんだ!」という参考になれば幸いです。今後のサイボウズ株式会社に注目ですね。
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