■この記事の目次■
令和2年度、国立・私立に通っている小学生は1.8%(※1)。98%以上が公立小学校に通っているなか、小学校受験にはどのようなメリットがあるのでしょうか。「早い段階で良い教育を受けさせたい」「将来的な受験の負担を減らしたい」「地域の公立小学校の評判があまり良くない」など、理由はさまざまあります。「うちの子に受験は向いているのか?」という判断基準や、小学校受験に役立つ基本知識をまとめました。
※1 令和2年度学校基本調査より
(小学校在学者数 6,300,693人のうち、国立 36,622人、私立 78,926人)
https://www.mext.go.jp/content/20200825-mxt_chousa01-1419591_8.pdf
小学校受験が人気の理由

「小学校受験」とは、国立や私立の小学校に入学するための選抜試験のことです。「できる限り我が子に良い教育環境を与えたい」という理由で、挑戦する家庭が多いようです。
小学校受験に挑戦する5つのメリット
◆メリット①質の高い教育環境を子どもに与えられる
英語教育やICT教育、設備の充実など、国立や私立の学校は公立にはない特色があります。学習指導要領を1~2年先取りする授業進度の学校もあります。
◆メリット②頭が柔らかい幼児期に思考力が鍛えられる
昨今の小学校入試で問われるのは、与えられた情報から「どう考えるか?」といった問題が増えています。いわば「思考力・判断力」です。頭が柔らかい幼児の間に思考力や判断力を鍛えておくと、将来的に役立ちます。
◆メリット③専門的かつ特徴的で質の高い教育を受けられる
私立や国立では専科教員が充実し、専門性の高い教育が受けられます。例えば筑波大学附属小では、「学級担任制」を土台に、理科、社会、音楽、図工、家庭科、体育を専科教員が担当する「教科担任制」が導入されています。
◆メリット④学校によって中・高・大学への受験が不要になる
大学の付属小学校であれば、中学、高校などへの内部進学を経て、レベルの高い大学に進学できる確率が高まります。「中1ギャップ」などが起こりにくくなるメリットもあります。
◆メリット⑤ 就学前に家庭で学習習慣づくりが親子でできる
小学校受験は、家族が一丸となって臨む必要があります。経験者がメリットとして挙げるのは「家族の結びつきが強くなった」「子どもと真剣に向き合い目標に向かったことで、親子が共に成長できた」などです。
小学校受験のデメリットとは?
国立や私立の小学校へ通うメリットがある一方で、次のようなデメリットも挙げられます。メリットと照らし合わせながら検討しましょう。
・幼児教室の送迎など「親の時間や労力」がかかる
・試験日まで「親子共に精神的負担」がかかる
・受験料や授業料など、「経済的負担」がかかる
・子の意思を尊重しないと、勉強嫌いになる可能性も
・公立小学校に通うよりも「通学時間」がかかる
小学校受験を決めたら始める3つの準備
【準備1】資金の計画
準備段階から長期にわたって高額な資金がかかります。一般的に、「教育費にかけるお金は手取り収入の10%以内が限度」と言われています。貯蓄や学資保険を始めるなど、早めの資金準備が必要です。
【準備2】家族みんなで協力する体制づくり
ママだけ、あるいはパパだけが熱くなっても受験は乗り越えられません。夫婦で子どもの進路への考え方をすり合わせ、同じ目標を見据えます。貯蓄方法を見直したり、ライフプランを話しあったりなど積極的にコミュニケーションの機会を持ちましょう。
【準備3】子どもの意見をよく聞く
何より大切なのは、子ども自身に好奇心があり、学ぶことに幸せを感じられるかどうかです。公立に進む選択肢も検討しておきます。
どんな子どもが受験に向いているの?
国立・私立の小学校は、学校によってそれぞれ特色があり、アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)が異なります。「自分の子どもが小学校受験に向いているか?」より、まずは「志望する学校にうちの子が合うか?」を考えてみましょう。その上で次のことをポイントにお子さんの適性を見てみましょう。
・受験勉強に興味を持って取り組めそうか?
・飽きずに継続する好奇心があるか?
・面接官に聞かれたことを自分の言葉で答えられるか?
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小学校受験「国立」と「私立」を比較
小学校受験するなら、国立と私立のどっちがよいのか?そんな疑問を解決すべくそれぞれの特徴をまとめてみました。
【国立小学校】試験前・試験後に抽選がある
国立の小学校は、学校の成り立ちから言うと、研究実施校、あるいは教員養成校のため、公平を期してさまざまな児童を集める必要があります。そのため抽選による「運」の要素が強くなる傾向です。志願者数も私立小学校に比べると多く、倍率も高くなります。
都内の国立小学校では、志願者を2~3日に分けて試験を実施し、1,000名前後が受験をします。ちなみにコロナ禍以前の筑波大学附属小学校では、3日間で約2,000名が受験し、試験翌日には合否が発表されました。
【国立小学校の特色】
・国立は入学金も授業料も無料
・受験できる家庭の居住地域が限定されている
・首都圏では一般的に9月~10月に願書が配布され、11月に選考が行われる
・関西は全体的に遅く、年明けの1月に選考を行う学校も
・国立小学校の受験対策であれば、年長になってからでも間に合う
・試験はペーパーテストや運動面・行動面などのテスト
・教育研究機関として小学校が設置されているため、教育の質が高い
・中学や高校へエスカレーター式での進学ができない学校も多い
・ペーパーテストに受かっても、抽選で外れると入学できない
・複数回抽選がある小学校や、最初に抽選が行われ、外れると試験を受られない小学校も
【私立小学校】適切な対策をすれば合格につながりやすい
私立小学校は学校ごとに明確な建学の精神、宗教的要素などがあります。各校の特徴が明確なので、学校の校風や方針を理解したうえで自己アピールをすることが重要です。早い時期からの準備が合否を左右すると言われ、入念な学校研究が必要になります。そのことから「小学校受験は親の受験」と言われています。
行きたい小学校が決まれば、事前に説明会の日程を把握します。過去の説明会の参加状況をリストで把握したうえで合否判定に用いているため、説明会への参加は必須です。
【私立小学校の特色】
・家庭の教育方針や子どもの個性に合わせた学校を選びやすい
・大学までエスカレーター式で進学できる学校もある
・中学受験で他学への進学を奨励している学校もある
・併設大学があっても、他大学を選択する生徒が多い学校も
・年長の5月くらいから各校で説明会が開催される
・早ければ8月から順次、面接を行う学校も
・首都圏全体では10月選考が多く、東京都では11月上旬が多い
・関西は8月選考、9月には合格発表する学校も
・欠員が出た場合の2次募集・3次募集がある
・私立小学校受験後、国立、私立の2次募集……というケースも
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小学校受験のためにどんな準備が必要?
小学校受験で出題される5つの問題
小学校受験で問われるのは、「詰め込み型の教育」ではなく、「人間の基礎的な素養が身についているか」にあるとされています。主に次の5つの問題が出題されます。
【1】ペーパーテスト
「言語」「数」「形(図形)」「比較」「位置の理解」「常識」「お話の記憶」といったジャンルからペーパーテストが出題されます。
【2】行動観察
「自由遊び」「集団におけるコミュニケーション」「勝敗のあるゲーム」「真似・模倣系ゲーム」などが出題されます。日頃の家庭のしつけやマナーがどこまで行き届いているかが鍵となります。
【3】制作課題
主に手先の動き(巧緻性)が見られます。「塗る」「折る」「切る」「ちぎる」「貼る」「結ぶ」「粘土をこねる」「通す」「つまむ」「ねじる」「雑巾を絞る」「包む」「たたむ」など。
【4】運動テスト
この時期の子どもにふさわしい運動能力をチェックします。「スキップ」「ケンパー」「片足立ち」「「線の上を歩く」「跳び箱」「縄跳び」「ボール投げ」「でんぐり返し」「模倣体操」「指の屈伸」「お手玉」「集団ゲーム」など。
【5】面接(口頭試験)
「子どものみ」「親子で一緒に」などがあります。「自分の名前を言えるか」「です、ますで話せるか」など。ハキハキと回答できるか、声の大きさ、良い姿勢を保てるかなども見られます。
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小学校受験を迷ったら、まずは「保けいこ」でお試し
受験することを決めたら、次に「学校に合った幼児教室選び」が重要です。とはいえ「うちの子はそもそも向いているのか?」と心配されるママ・パパがほとんど。共働きの場合、その見極めのために時間がかけられないことも悩みですね。そこで依頼してみたいのが自宅でシッターが保育中に習い事を行う「保けいこ」です。「保けいこ」には、さまざまなサービスがあります。いくつか紹介しましょう。
・小学校受験対応シッターと行う授業形式のサポート
・バイリンガルシッターとの英会話レッスン
・木のおもちゃを製作しているプロと行う工作レッスン
・コーチシッターがスイミングの個別指導
・鉄棒、自転車、なわとび、ボール等の運動指導 ……など
「ペーパーテスト」対策だけではなく、「手先の動き(巧緻性)」や「運動テスト」にも対応したさまざまなレッスンが受けられるのが嬉しいですね。1時間単位から依頼でき、入会金や年会費は一切不要で、お試しとして依頼できるので便利です。
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まとめ|子どもの幸せを念頭に、小学校受験の適性を見極めて
小学校受験で大切なことは、「子どもの幸せ」です。将来的に子どもが自立・自律して、どのような人生を歩むのが幸せなのか、まずはいろいろな体験をさせてみてはいかがでしょうか。お受験シッターさんにお試しでお願いしてみるのも1つの方法です。この記事をヒントに、ぜひお子さんの適性を見極めてみてくださいね。
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