子どもを私立小学校へ通わせるなら「小学受験」が一般的です。公立小に通っている子どもでも、タイミングが合えば試験を受けて私立小学校へ編入できるチャンスがあります。そこで今回は「私立小学校への編入を視野に入れたい」という方のために、メリットや知っておくべきことをご紹介します!


私立小学校編入のメリット・デメリット



私立小学校では、学期中に欠員が生じたときに編入試験を行って欠員補充をします。2020年度入試から大学受験の改訂がなされたこと、中高受験が熾烈なことなどから、大学への内部進学(推薦制度)のある私立小学校の人気が高まっているようです。


私立小学校の途中入学は、学校によって募集時期もまちまち。その上、毎年募集があるとは限りません。実際に欠員が出ても、募集人数は1~5名程度と少なく、かなり狭き門であることは確かです。



【私立小学校編入を希望する家庭の特徴】


・私立小学校に入学できず、公立小に通ったがもう一度挑戦したい
・現在通っている小学校の方針が合わない
・帰国子女枠がある学校へ通わせたい
・不登校になってしまい、私立小学校で新しく再スタートを切りたい


それでも枠が少なく、確率が低い編入試験に挑むメリットはどんなことがあるのでしょうか。

編入1

【私立小学校編入のメリット】


①充実した私立独自のカリキュラムが受けられる
②小・中・高一貫、または大学まで一貫教育が受けられ、受験負担が軽減する
③児童の基礎学力が高い
④保護者間の価値観が近い
⑤教育設備が充実している
⑥教師に転勤がない
⑦教育熱心な保護者が多い


【私立小学校編入のデメリット】


①公立よりも学費が高い
②途中入学でも入学金は一律変わらない
③仲の良いお友達と離れる
④徒歩圏内にある公立と違い、電車やバスなど通学に時間がかかる
⑤給食がない場合は、毎日お弁当が必要
⑥親子ともに慣れるまでに時間がかかる


ある程度人間関係ができている学校へ編入する子どもにとっては、新しい学校に馴染むのに時間がかかる場合があります。友達関係だけでなく、勉強の進み具合や教室の使い方といった全てが違うので「前の学校の方が良い」と言い出すケースも。編入したら、まずは子どもの性格を踏まえて心のケアが必要であることも念頭においておきましょう。



【私立小学校編入のポイント】

・欠員が出たら募集する

・募集人数は1~5人程度の若干名

・倍率は学校によって異なり、一般的に2~3倍

・学年や年度によって、編入チャンスがない場合もある

・編入試験の時期は学期末が多いが、学校によって時期はバラバラ

・募集案内は、各校のホームページで公開。こまめなチェックが大切

・編転入募集案内は学校のホームページに約1ヶ月前に公開

・学校によって登録制度もあり、欠員が出た場合に連絡がもらえる

帰国子女枠など一定数編入を受け入れている学校も


<条件>

・公立小学校に通っていること

・私立小学校に在籍中の場合、一旦退学して公立小学校に籍を移してから志望私立小学校を受験

・私立小学校に在籍している児童は、ほかの私立小学校への編転入試験を自由に受けられない(学校長の許可が必要)


私立小学校編入試験の特徴


志望する私立小学校については、学校方針をリサーチしておくことは大前提。さらに学校によって試験内容も異なります。教育理念や教育方針、内部進学先、進学実績など、自分の子どもの性格に合っているかをしっかり調べておく必要があります。主な試験内容は以下の5つです。


①筆記試験

筆記試験の教科に「算数」「国語」を選択する小学校がほとんどです。学校によっては「作文」や「行動観察」がある場合もあります。


②面接

受験と編入試験の場合では、質問内容が少し異なることが多いようです。「親子」で行う場合や、「親のみ」「子どものみ」と別々に行う場合などがあります。志望する学校の面接形式については事前に調べておくと対策がしやすくなります。

「志望動機などの基本的な質問」や「現在の学校に何年通ったのか」「新しい学校へ入ることについてどう思っているか」といったこと以外にも、「子どもの長所や短所」「どんなことに興味を持っているか」なども合わせて聞かれることもあります。


【面接で見られる親の言動】

・教育理念に共感しているか

・家庭の教育方針はどうか

・入学後の経済的負担に問題はないか

・礼儀・マナーをわきまえているか、など


【面接で見られる子どもの言動】

・子ども自身に強い編入意志があるか

・志望動機など基本的な質問に答えられるか

・コミュニケーション能力はあるか

・あいさつや返事がきちんとできるか

・「です」「ます」を使って話せるか

・自分の意志で物事を説明できるか、など


③作文

子どもの表現力や語い力、文章を構成する力を測ります。文字の丁寧さや、誤字脱字なども見られるケースもあるので、できるだけ読みやすく丁寧に書くようにしましょう。


④行動観察


「共同作業」や「グループディスカッション」を行う学校もあります。集団行動の中での子どもの立ち振る舞いを測ります。コミュニケーションを取りながら、初めての環境でも周囲の子どもと協力して行動できるかを見られます。



⑤その他


リズム感覚や運動能力をみるために試験を行う学校もあります。



私立小学校の編入は低学年の方が入りやすいって本当?!

編入試験に向けた準備には、「算数」「国語」の教科の筆記試験から、面接の受け答え、作文などの対策が必要になります。レベルとしては、編入試験を受ける学年の、学校レベルの問題が理解できていることがベースとなります。

ただし、私立小学校は独自のカリキュラムがあり、公立小学校の学習指導要領よりも学習が進んでいる場合がほとんどです。そのため、実施される学年と同レベルの学力だけでは、合格することが難しい場合もあることを念頭に置いておきましょう。

そのため、学年が上がるにつれて私立と公立では学習進度の差が開き、試験の難易度も高くなる傾向にあります。私立小学校の編入試験を検討する場合には、学力の差がつきにくい低学年からチャレンジするのも1つです。


中学受験より私立小学校編入の方が100万もお得?!

編入2

中学受験を視野に入れた場合、新4年生(3年生の2月)から取り組む家庭が一般的です。大手中学受験塾の場合、4年生から6年生までの約3年間にかかる塾代の相場は400万円以上。(春季、夏期、冬季講習や、別途短期講習、定期的に行われる模試の費用も含む)。小学6年生にもなると年間200万円以上かかるところもあります。


一方、私立小学校では1年間にかかる学費は120万年〜160万円(入学金を含む)。小学6年生の時期を比較しても、私立小学校へ通っている方が年間にかかる費用が安いだけでなく、塾通いでプレッシャーを感じながら受験勉強する環境から、伸び伸びと好きなことに取り組める私立小学校の方が良いと考える家庭があるのも納得です。



共働きでも私立小学校編入対策は可能?!



編入試験の対策は、小学校や中学受験の勉強とは異なります。「算数」「国語」の教科の筆記試験は、公立の教科書学習がベースとなり、学校によっては過去問対策ができます。しかし、ご家庭で対策するだけでは狭き門を通るのに不安を感じるご家庭もあるでしょう。


共働きの場合、普段からじっくりと学習をサポートするのは容易なことではありません。そこで、なかなか時間が作れない場合でも、編入試験に向けた対策ができるオススメの方法をご紹介します。



【私立小学校編入試験の対策方法】

共働きだからといって、塾通いや家庭学習をあきらめる必要はありません。民間のサービスやシッティングと合わせてできる家庭教師サービスを利用すれば、試験対策は十分可能です。


①編入対策に向けた専門塾に通う(※送迎をシッターに依頼して二人三脚)
②短期集中でお受験対策できるシッターや家庭教師に依頼して家庭で学習する


「編入対策向けの専門塾に通いたいけれど、平日の送り迎えは無理!」と諦めてしまう方もいらっしゃいます。しかし、送迎をお願いできるシッターへ依頼したり、小学校編入対策が可能なシッターに依頼することで、送迎時間すら対策の1つになります。



加えてお留守番時に、学校で扱う教科書の見直しや過去問対策、面接練習などをシッターと一緒に行うことで、二人三脚となって学習することができます。



小学校受験対応のベビーシッター



アンテナを張りながらいざという時に備えよう


いかがでしたか? 今回は私立小学校の編入について詳しくお伝えしてきました。「公立の小学校に通っているけれど、私立小学校に挑戦させたい」「中学受験を回避したい」という方の中には、編入という選択をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。お子様の可能性を広げるためにも今回の記事が参考になりましたら幸いです。



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