子育てに仕事、家事と毎日奮闘中の方にとって、大掃除は一大ミッションですよね。年に1回ぐらいは普段掃除ができていないところも掃除したい!大掃除をして心もお部屋もスッキリして年末年始を迎えたい!でも毎日が忙しくてなかなか時間を確保するのが難しい!という方も多いはず......。

そこで今回は、家事サポーターとして活躍する片岡知津さんに監修していただき、プロの目線から各掃除場所の順番ややるべきことをわかりやすくご紹介します。ぜひ大掃除の参考にしてみてくださいね。

大掃除を始める前のコツ

エプロンをつけてガッツポーズをする男性

①心構え


・完璧を求めない


大掃除をやるぞ!と意気込むのは良いことですが、完璧を求めていたら1箇所に時間がかかりすぎてなかなか進みません。その結果、年末に間に合わなかったりモチベーションが低下したりなんてことも......。そこまで完璧を求めずに、ある程度見切りをつけてどんどん掃除していきましょう。

・優先順位をつける


優先順位を決めずに目についた場所から掃除をしていると、本当に掃除したかった箇所が年末に間に合わなかった......なんてことも。ただでさえ時間が限られているので、まずは優先順位を決めてから大掃除に取り掛かりましょう。そうすることで、後悔なく大掃除を終えられます。

・人員を確保する


家族構成にもよりますが、お子さんがまだ小さい場合は大人が少なくともひとりは子守をする関係で、掃除できる人数が1人しかいない!なんて場合もあるでしょう。そうなると掃除ができる人数が減りスピードも遅くなります。そのため、ご実家が近い場合はご家族に頼るなどして、掃除できる人員を確保することも大事です。ご実家が遠かったり、近くに頼れる人がいなかったりする場合は家事代行サービスを利用するという方法もあります。また、ベビーシッターをお願いしたり、曜日によっては一時保育を利用したりなどして、お子さんを少しの間預かっていてもらうのもおすすめです。

・準備物を用意する


やっと時間を確保できた!と思っても、いざ掃除しようとした時に、道具がそろっていないと時間ももったいないですし、モチベーションも下がってしまいます。そうならないために、事前に洗剤やブラシなど掃除道具を用意しておきましょう。想像以上に消費量が多く、途中で洗剤がなくなってしまうなんてこともないように、ストックも用意しておくと安心ですね。

②スケジュール

・天気


網戸やベランダ、お庭、玄関など天気によって左右される掃除箇所がいくつかあります。雨や大雪の場合、掃除にはあまり適していませんよね。いくつか大掃除の候補日がある場合、天気の良い日に優先的に進めたい箇所のリストアップもしてみると良いですね。ぜひ事前に天気を確認しましょう。

・ゴミ回収のスケジュール


大掃除はお部屋がきれいになる分、ゴミの量も一年で最も多いのではないでしょうか。断捨離して捨てることになった衣類や、冷蔵庫を整理してでた生ゴミなど、ゴミ回収のスケジュールを考えずに進めてしまうと、置き場所に困ったり、匂いがしたりなど困ってしまいます。そうならないためにも、事前にゴミ回収のスケジュールは把握しておきましょう。

これだけは覚えて!大掃除を効率的に進めるコツ

窓拭き掃除をする女性

コツ①清潔なところ→汚れがひどいところ


掃除用品を使い回す場合、汚れがひどいところから掃除をしてしまうと、掃除道具自体が汚れてしまい、逆に汚れがついてしまったり広がってしまったり......なんてことも。そうならないために、清潔なところから優先的に掃除をしましょう。

コツ②奥→手前

手間から掃除してしまうと、汚れやゴミがどんどん奥に行ってしまい、ゴミを回収する時に、きれいにした手前がまた汚れてしまいます。そうならないためにも、奥から手前の順番で掃除をすることで、ゴミも回収しやすくなります。

掃除箇所例)棚、引き出し

コツ③内側→外側

こちらもコツ②と似ていますが、内側から外側に掃除することで、ゴミも回収しやすく、汚れが広がることも防げます。

掃除箇所例)棚、引き出し

コツ④上→下

重力の関係で、下から掃除をすると上を掃除した時にでた汚れやゴミが落ちてきてしまい、せっかくきれいにした箇所が汚れてしまいます。それではもったいないですし、効率も悪いですよね。上から下!は忘れずに徹底しましょう。

掃除箇所例)網戸、鏡、窓、ドア

コツ⑤大まか→細部

はじめから細部を掃除しようとすると、なかなか先に進まない......なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。1〜2時間がたっても、目に見える変化がないとモチベーションも下がってしまいますよね。まずは大まかに掃除をして、時間が余ったら細部を掃除するようにするのがおすすめです。

掃除箇所例)床、お風呂、キッチン、玄関などすべて

コツ⑥きれいになってテンションを上げる

人間は目に見える効果があったほうがテンションが上がります。小さな「わあ!きれいになった〜」という小さな成功体験を積み重ねることで掃除のモチベーションも高まり、結果的に早く掃除が終わる傾向にあります。

次からは、エリア別の掃除の順番とコツについてご紹介します。

大掃除の順番とコツ(キッチン編)

キッチン掃除する人
家のなかでも油汚れや水汚れなど特に汚れが溜まりやすいキッチン。家族の口に入る料理をする場所だからこそ、大掃除でも特に力を入れたい!と考えている方も多いのではないでしょうか。

<キッチン掃除のおすすめの順番>
①換気扇を外してつけ置き洗いする
②コンロを外してつけ置き洗いする
③調理台の小物等を移動させ、水拭き・から拭きする
④シンクを磨く
⑤排水口のパーツを分解して洗剤で掃除する
⑤冷蔵庫などのキッチン家電を拭き掃除する


<キッチン掃除のコツ>
キッチン掃除のコツは、汚れのひどい換気扇やコンロを洗剤につけ置きしている間に、シンクや排水口などつけ置きいらずの箇所を掃除することです。そうすることで、時間も有効活用ができます。


大掃除の負担減!キッチン掃除を楽に進めるポイントを解説▶

大掃除の順番とコツ(お風呂編)

お風呂の汚れはピンクのぬめり、黒カビ、石けんカス、水アカ、皮脂汚れなど種類も多く、落とし方もさまざまなのでお風呂掃除を苦手とする方も多いのではないでしょうか。この記事では細かい掃除方法はご紹介しませんが、リンク先の記事では頑固な汚れの落とし方も紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

<お風呂掃除のおすすめの順番>
①天井をモップやフロアワイパーで拭き掃除する
②換気扇を外して水洗いする
③壁、内扉を洗剤で洗う
④浴槽、鏡、蛇口、カウンターをブラシで掃除する
⑤床をスポンジやブラシを使って掃除する
⑥排水口の髪の毛などを取り除いて、洗剤をかけて放置し、洗い流す


<お風呂掃除のコツ>
お風呂掃除のコツは、前述の「効率的に進めるコツ」でもご紹介した通り、上から下です。まずは天井や換気扇から掃除をします。しっかりと水気がなくなり天井から水滴が落ちてこないのを確認してから壁や内窓などの側面、そして浴槽や床などの掃除に進みましょう。お風呂に溜まっていたゴミが排水口に最終的に集まるので、ゴミを取り除いてから最後にきれいにしましょう。


\頑固な汚れの落とし方はこちら!/
お風呂掃除のやり方をおさらい!ずぼらさんでもキレイを保つコツ▶

大掃除の順番とコツ(洗面所編)

洗面所掃除
洗面所もお風呂場と同じく水を使うため、水垢や石けんカス、皮脂汚れなど様々な汚れがあります。それぞれの汚れに関する詳しい落とし方は前述のリンクより確認してみてくださいね。洗面ボウルだけでなく、洗面台下収納の整理整頓も忘れずに行いましょう。

<洗面所掃除のおすすめの順番>
①鏡より上部のほこりや汚れを落とす
②鏡を水拭き・乾拭きで一定方向に拭く
③洗面台を洗剤とスポンジを使って掃除する
④蛇口を磨く
⑤排水口に洗剤をかけて放置し、洗い流す
⑥洗面台下収納の整理整頓


<洗面所掃除のコツ>
洗面所も普段なかなか念入りに掃除や整理をすることがありませんよね。大掃除を機に洗面台下収納も整理をして「不用品の処分」をしましょう。ボックスをそろえてラベリングをするなど、使いやすいように工夫するのもおすすめです。洗剤などのストック確認や補充もひとつひとつを見ればとても小さな作業ですが、忙しい毎日の中ではなかなか手間に思えることも。いかに使いやすくするかで、来年のストレスが変わってきます。

大掃除の順番とコツ(トイレ編)

便器自体は、毎日掃除をしているご家庭も多いと思いますが、換気扇や壁、洗浄ノズルや床などは大掃除ぐらいの時でないと、なかなか手が回りませんよね。目には見えないものの、トイレの壁や床についた汚れも匂いの原因となるので大掃除で徹底的に掃除をしましょう。

<トイレ掃除のおすすめの順番>
①換気扇のホコリを取る
②壁を拭く
③便器内に洗剤をかけ、トイレブラシで洗う
④便器の側面をトイレ掃除用シートで拭く
⑤床を拭く

<トイレ掃除のコツ>
便器掃除は、しっかりと落とせるように酸性洗剤を使いましょう。壁や床は中性洗剤を使うことで汚れが落ちやすくなります。

またタンクつきのトイレの場合は、タンクの中にも汚れが付着していることがあります。普段の掃除ではタンクの中まで掃除することはほとんどないと思うので、大掃除の際は蓋を取ってしっかりとお掃除しておきましょう。

大掃除の順番とコツ(リビング編)

家の中で過ごす時間が一番長いであろうリビング。毎日掃除機をかけたり、ホコリを払ったり、窓を開けて換気をしたりなどをしている場所だからこそ、リビングでは細かい箇所を中心に掃除しても良いですね。

<リビング掃除のおすすめの順番>
①天井やカーテンレールなどホコリを取る
②窓拭き掃除
③壁やドア、サッシなどのホコリを取って拭く
④テレビ台や家具を拭く
⑤掃除機をかけ、床に落ちたホコリを吸い取る
⑥フローリングを拭く(ワックスがけをする)


<リビング掃除のコツ>
こちらも前述の「効率的に進めるコツ」でもご紹介した通り、上から下です!ホコリがたまりやすい天井やカーテンレールから掃除しましょう。床材にもよりますが、ワックスがけもきれいに仕上がるのでおすすめです。


年末にリビングを大掃除!手早くキレイにする基本の手順とコツ▶

年末はイベントも盛りだくさん。手が回らない時は家事代行サービスが◎

スマホを手に持つ女性
大掃除をしたいけど、子どもがいて思うように掃除を進められなかったり、年末は仕事が忙しかったり、イベントが多かったりなどで掃除をする余裕がない...という方も多いはず。そんな方は、家事代行サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

人に掃除をしてもらうことにハードルがある......という方もいるかもしれませんが、掃除のプロに任せることで効率よくお家がきれいになり気持ちまでスッキリしますよ。

大掃除の全部を依頼することもできますが、部分的に依頼することも可能です。そもそも大掃除の人員が足りない場合は、いちメンバーとしてお風呂掃除とトイレだけをお願いする!なども良いですね。

キッズラインなら大掃除も依頼できる

家事代行サービスも色々なものがありますが、キッズラインの家事代行なら依頼したい掃除箇所や予算、日程に合わせて依頼ができます。大掃除をして心も体もスッキリした状態で年末を過ごしたい!けど、時間がない!という方は、心と身体の負担を軽減するためにも、家事代行サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

事前に登録をしておくと、依頼したい時にすぐに依頼ができるので、ぜひこの記事を見た方は登録だけでもしてみてくださいね。

監修:家事サポーター 片岡知津さん
キッズラインでの活動歴は、4年6ヶ月。保育士資格に加え、整理収納アドバイザー1級、整理収納教育士認定講師の資格を活かし、数多くの子育て家庭の収納改善を手掛ける。家事サポーターの他、ベビーシッターとしても活躍中。
片岡さんのプロフィールページはこちら 
https://kidsline.me/sitters/show/u4066191007


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