突然ですが、家をいつもきれいな状態に保てていますか?いつも家のどこかが散らかっていてずっと気になっていた、まとめて片付けるので基本家が散らかっている、なんて方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、整理収納アドバイザー1級を保有し、キッズライン家事サポーターとして活躍する片岡知津さんに伝授していただいた「片づけを習慣化し、楽しくきれいな状態を保つコツ」をご紹介します。家が散らかっていて実は気になっていた......という方、ぜひこの機会にお部屋をきれいに片づけてみませんか?ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

片付けがめんどくさい理由とは?

そもそも、部屋が片付かない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

片付けに関して477名にアンケートを実施したところ、「苦手」「やればできるが、得意ではない」と回答した人が8割を超える結果となり、多くの人が片付けが苦手と考えていることがわかりました。
片付けに関するアンケート
さらに、片付けで悩んだことがあるかのアンケートも実施したところ、「よくある」「たまにある」と回答した人も8割以上という結果に。片付けに対して悩みを持っている人が多いですね。
片付けに関するアンケート
ではなぜ、こんなにも多くの人が片付けをめんどくさいと感じるのでしょうか?

片岡さんによると、様々な理由があることがわかりました。

片付けがめんどくさい理由
・またすぐに使うので片付ける必要性を感じない
・分類するのが苦手で、どう分けていいかわからない
・片付けるのには時間がかかるのに、散らかるのはすぐなのでモチベーションが上がらない
・手放す判断をしないといけない
・片付けるという作業が嫌い
・単純作業の繰り返しが嫌い
・どこから考え始めてよいかわからない
・一か所の片付けを始めたら、その他も気になってしまい疲れる
・片付けても誰も褒めてくれない、気が付かない
・まとめて一度で片付けたいと思い後回しにした結果、やることが多すぎてさらに片付けのハードルが上がっている
・あとで必要になるかもと思う


片付けがめんどくさい5つの原因

めんどくさい理由がわかったところで、次はめんどくさいと感じる5つの原因を見ていきましょう。片付けが苦手な人にとっては、共感できる内容ばかりだと思います。

① 戻す場所が統一されていない

そもそも片付ける場所が決まっていないと、どこに片付ければ良いのかわからず、机の上やソファーなどスペースの空いている場所に置いてしまい、散らかってしまいます。 また家族の認識をそろえないと、「戻すべき場所に別のものが置いてある」なんてこともよくあるのではないでしょうか。戻す場所を決めるのは、片付ける上で大事な一歩です。

②収納の正解がわからない

「家の中でこのエリアに収納できると使い勝手が良い」と分かっていながらも、適した収納の方法がわからず、なんとなく収納しているケースです。作り付けの収納が少なく、家具から買わなければならなかったり、適した家具がわからなかったりなど様々な理由があるでしょう。エリアに適した収納Boxやハンガー、仕切りなどがあるだけで、格段と片付けのしやすさや使い勝手が変わってくるので、時間を作って収納方法を見直すのが大事です。

③収納に余白がなくぎゅうぎゅうに詰め込まれている

収納場所が決まっていても、余白がないほどぎゅうぎゅうにものが入っているケースです。取り出しにくく収納できるスペースがないため、片付けのモチベーションが下がってしまいます。常にゆとりがあるように、断捨離を定期的に行ったり、それでもぎゅうぎゅうの場合には収納エリアを広げる必要があります。

④片付けるまでの動作が多い・場所が遠い

収納場所がきちんと決まっていて余白があったとしても、「2階に行って、奥の部屋の扉を開けて、収納Boxを取り出して、ファイルをとって......」など動作が多いとおっくうになってしまい、どうしても後回しになってしまいます。動作はできる限り少なくするとハードルも下がって片付けに取り掛かりやすくなりますよ。また子どもにも手伝ってもらいやすくなります。

⑤仕事や育児・家事が忙しく、優先順位が低い

締め切りがない片付けは、仕事や育児・料理などに比べると優先順位が低くなりどうしても後回しになりがちです。その結果、「仕事が落ち着いたらやろう」「子どものイベントが終わったら片付けよう」と思っているうちに、どんどん散らかってしまう......なんてことも。ためこむと片付けの時間も余計にかかってしまいます。できることならその都度片付けるのが理想ですが、なかなか実行できないのが現実ですよね。

片付けをする3つのメリット

洋服を収納している手元
片付けをめんどくさいと思っている人が気づいていないメリットが3つあります。このメリットを知れば、少しは片付けをする気になるかも...?

①精神的メリット

1つ目は「精神的メリット」です。片付いた状態がキープできていると、

・掃除がしやすくなる
・安全で生活や子育てがしやすくなる
・気分がよくストレスフリーでいられる
・(きれいな状態をキープできれば)他の人も散らかしにくくなり好循環が起こる
・友人、知人、子どものお友達をいつでも呼べる


など精神的メリットがたくさんあります。片付けをした整った部屋を見て気持ちがいい!と感じた経験は誰にでもあるはず。精神的にきれいな状態を保てるのが理想ですよね。

②時間的メリット

2つ目は「時間的メリット」です。片付いた状態がキープできていると、

・使いたいものがすぐ見つかる
・探し物にかかっていた時間を別のことに使える
・やらなくてはならない他の家事などに時間がさける


など時間的メリットがたくさんあります。これを見ると、忙しくて時間がない!という人ほど片付けが必要だと思いますよね。探しものをする時間ほどムダな時間はありません。できる限り使いたいものはすぐに見つかる程度にはきれいにしておきたいですよね。

③経済的メリット

3つ目は「経済的メリット」です。片付いた状態がキープできていると、

・見つからなくて同じものを買う「ムダ買い」がなくなる
・買うべきものがはっきりする
・居住スペースや家賃のムダを省ける


など経済的メリットがたくさんあります。ムダ買いは、経験したことがある人が多いと思いますが、「家賃のムダ」はハッとした方も多いのではないでしょうか。経済的なデメリットがあることを知ると、片付けの必要性を感じる人も多いのではないでしょうか。

片付けを日常的に行うには?習慣化するポイント6選

片付けている女性
片付けがもたらす3つのメリットを知り、片付けのモチベーションはあがりましたか?重い腰を上げて、いざ片付けよう!と思った人に、片付けを習慣化するポイントをお伝えします。

片付かない1番の原因は、決められた場所に収納できないことです。収納場所を決め「必ず戻す」の習慣を作りましょう。

ポイント①不要なものを減らす

自分が把握できないほどのものを持っていると、片付けが進みません。まずはものを把握できる量に減らしましょう。


ポイント②ものの定位置を決める

ものの定位置を決めましょう。おすすめは使う場所の近くに収納スペースを設けること。そうすることで、使ってすぐに片付ける習慣が身につきやすいでしょう。


ポイント③収納方法を見直す

既に収納場所が決まっている場合でも収納方法を見直してみましょう。引き出しに収納したり、引っ掛けたり、箱に収納したり、ものやサイズによって変わります。また、ものが増えると使い勝手も変わってくるため、定期的に見直しすことも忘れずに。


ポイント④床やテーブルにものを置かない

床の面積は広いので、床が多く見えていればそれだけでスッキリして片付けに前向きになります。お掃除ロボットがご家庭にある場合は、床に何も置かない!を徹底させましょう。


ポイント⑤定期的に人を招く

人を自宅に招く約束をすると、片付けざるをえなくなるため、なにか理由がないと片付けられない!という人にはおすすめです。ただし、収納を一つずつ見直すというよりも、見える箇所をきれいにすることを優先すると思うので、その後見えない箇所の収納も見直す時間をとる必要がありますね。


ポイント⑥片付けのプロに依頼する

片付けが苦手で何から取り掛かればいいかわからない!という方は、整理収納アドバイザーなど片付けのプロに外注するのも選択肢の一つです。断捨離や整理整頓を片付けのプロと一緒に作業することで、効率よく進められるだけでなく、上手に収納するコツなどもわかります。一度コツがつかめると、片付いた状態をキープできますよ。


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どうせなら楽しみたい!片付けを楽しむ5つのコツ

女性がboxに収納している
ここまで読んで、重い腰を上げて片付けをしよう!と思ってくれましたか?苦手意識があったり、乗り気のしなかったりする片付けだからこそ、少しでも楽しい時間にできたら嬉しいですよね。続いては、片付けを楽しむコツをご紹介します。

・お気に入りの音楽をかける

これは大人だけでなく子どもも楽しめるコツです。音楽をかけて気分良く片付けをすることはもちろん、この曲が終わるまでにここまで終わらせよう!など小さいゴールを設定することができるので、だらだらと片付けるのを防止する効果もあります。

・ビフォーアフターの写真を撮る

目に見える効果があるとモチベーションが上がる人におすすめです。片付け前後の写真を比較することで達成感を味わうことができ、次回片付ける際のモチベーションにもつながるでしょう。片付け前の写真を撮ることによって、自分の部屋を客観視できるという効果や、片付け後の写真を撮っておくことで次回の片付けをする際の進捗状況を把握できるといった効果もあります。

・インテリアを自分好みにする

インテリアを自分好みにすることによって、家のことがより好きになり、愛着が湧きます。
その結果、理想の空間へのモチベーションがあがり片付けをしたくなるという人も多いようです。理想の家であれば友人なども呼びたくなり、自然と片付けの習慣もできるでしょう。

・片付け後のプチご褒美を用意する

自分にご褒美を用意するのは、気乗りしないことを行うのにおすすめな方法のひとつです。
片付けが1か所終わったら、好きなドラマを見たり、お菓子を食べたりなど、自分のモチベーションに合うご褒美を考えてみると良いですね。部屋全体など、少し労力のかかった片付けをした後には、欲しかったものを買うなど、ご褒美にランク付けするのも良いでしょう。

・3分だけと決めて片付けはじめる

とはいえ、片付けが苦手な人からすると「はじめの一歩」のハードルが高いのも事実です。そんな人には、「3分だけ」と決めて片付けをしてみるのがおすすめです。意外と片付けし始めるとスイッチが入ってそのまま片付けが終わった!なんてことも。できる限りハードルを下げて取り掛かってみてくださいね。

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ものを減らすのもおすすめ


それでも片付けが苦手という人は、ものを減らすことがおすすめです。特に以下のチェック項目に当てはまる数が多い人ほど、根本的に持ち物の見直しをしてみると良いでしょう。

☑捨てることをもったいないと思っている
☑収集癖がある
☑衝動で買い物をしている

いくつ当てはまりましたか?多い人ほど、収納に余白がなくぎゅうぎゅうに詰め込まれていることが多いのではないでしょうか。ものが多いと片付けるハードルも上がり、片付けに必要なスキルも高くなるので、まずはものを減らしてから片付けを始めるのがおすすめです。

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片付けは家事代行サービスに頼るという手も


段ボールを片付ける女性
毎日過ごす自宅は、片付けがめんどくさいとはいえ、きれいに片付いていたほうが気持ちが良いはず。片付けをしたい!けど、忙しくてどうしても優先順位が下がってしまう時期もありますよね。そんなときには、睡眠時間や家族との時間を削って無理して片付けるのではなく、家事代行サービスに頼るというのもひとつの手です。

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キッズラインなら片付けも依頼できる


キッズラインなら片付けが得意なサポーターが多数在籍しており、中には整理整頓アドバイザーなどの資格を持っている人も。片付けはもちろん、断捨離をサポートしてくれたり、収納方法についてアドバイスしてくれたりする人もいるので、すっきりきれいなおうちの実現に役に立つはずです。毎日過ごす家だからこそ、すこしでもきれいにして快適に過ごしたいですよね。ぜひ片付けが得意な家事サポーターに依頼してみてくださいね。

片付けだけでなく料理や掃除も依頼できるので、まとめてお願いするのもおすすめです。

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■アンケート調査概要
調査主体:株式会社キッズライン
「2023年「家事代行」に対する意識・実態調査」
調査期間:2023年10月20日-10月24日
調査対象:キッズライン会員477名(女性428名、男性42名、未回答7名)
調査方法:インターネット調査


監修:家事サポーター 片岡知津さん
キッズラインでの活動歴は、4年9ヶ月。保育士資格に加え、整理収納アドバイザー1級、整理収納教育士認定講師の資格を活かし、数多くの子育て家庭の「子どもも一緒に片付けできるようになるための収納改善」を手掛ける。家事サポーターの他、ベビーシッターとしても活躍中。
片岡さんのプロフィールページはこちら 
https://kidsline.me/housekeeping/show/u4066191007


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