できることが多くなる幼児期では、習い事を考えるご家庭も多いことでしょう。ただし、習い事と一言にいっても、定番のものから、今時ならではの様々なジャンルがありますよね。そこで今回は、幼児の人気習い事ランキングをご紹介します!

男女別人気の習い事ランキングベスト5!



【4歳〜6歳の男の子に人気の習い事】


第1位 スイミング
第2位 学習塾・幼児教室
第3位 英会話
第4位 体操
第5位 ピアノ


【4歳〜6歳の女の子に人気の習い事】


第1位 ピアノ
第2位 スイミング
第3位 英会話
第4位 学習塾・幼児教室
第5位 体操


※キッズライン会員465名インターネット調査/2021年10月調べ


【4〜6歳完全版】548名に聞いた!「幼児の習い事」徹底調査


男女共に人気のスイミングが上位に上がりました!また、英会話やピアノ、学習塾・幼児教室も人気ですね。それでは、人気の理由や実際に通う場合の費用などをみていきましょう!

幼児期の人気習い事ランキング 【スイミング】



男の子の人気ランキング1位、女の子ランキングの2位に輝いた「スイミング」。親御様の中にはご自身が幼少期に習った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。長年愛され続ける習い事ですが、その魅力と幼児期に習うべき理由を詳しくご紹介します。


【スイミング】幼児期に習うメリット
幼児期にスイミングを習うことは、次のようなメリットがあります。


●学校教育の予習になる
小学校に入ると、水泳の授業が始まります。文部科学省が発表する「水泳指導の手引(三訂版)」によると、学校では次の目的から、水泳授業を取り入れているようです。


・水の物理的特性を理解し、陸上の運動の違いを理解する
・水の事故を防ぐために必要な、論理的思考力を養うこと


幼児のうちから水泳をしておくと、こういった指導要領に基づく授業に対し、柔軟な対応ができることはもちろん、これらに対する理解をより深めることができることでしょう。


※)参照: 文部科学省「水泳指導の手引(三訂版)」


●体づくり
水中での運動は、健康な体づくりに繋がるといわれています。例えば、陸に比べると、水の中ははるかに呼吸がしにくいですよね。そのため水泳では、心肺機能の成長につながる効果が期待できるのです。


また水泳は浮力や水圧といった陸上にはない抵抗を受けるため、体の筋肉をバランスよく使うという点でも体づくりへの効果が期待できるでしょう。特に3歳~8歳までは、体の基礎を作り上げる時期。つまり、健康な体づくりにとって大事な幼児期にスイミングをすることは、とても有効的といえるのです。


●集中力が身に付く
水泳が上手になるためには、正しいフォームで泳ぐ必要があります。そのためスイミングの習い事では、先生の話を聞くことがとても重要です。この点からスイミングは、集中して理解する力を養うことができるでしょう。


さらにゴールに向かって一生懸命に泳ぎ続ける経験も、集中力につながるのではないでしょうか。「学ぶ」姿勢について初心者である幼児期にこういった集中力を養うことは、その後の小学校生活に役立つでしょう。


【スイミング】習い事費用の目安
幼児向けのスイミングスクールは、週に1回のレッスンで月額6,000円~8,000円程度が相場といわれています。それに加えて習い事を始める際には、次のような費用が一般的にかかります。
・入会金
・スイミング用品購入(水着・スイミングキャップ・スイミングバックなど)


その他、級が上がるごとにスイミングキャップの色が変わったり、成長により水着のサイズが変わる場合は、都度費用がかかります。

幼児期の人気習い事ランキング【英会話】

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男女共に、習い事ランキング3位に「英会話」がランクインしましたね。男女合わせると、465人中167人もの方が「英会話を習っている」と回答しています。あらゆるジャンルでグローバル化が進む現代。幼児期に英会話スクールへ通うことで、どのようなメリットが期待できるのか、詳しくみていきましょう。


【英会話】幼児期に習うメリット
幼児期に英会話を習うことは、次のようなメリットに繋がります。


●英語を使いこなす力を養う
近年、小学校教育の必修科目としても注力されている「英語」。小学校、中学校、高校と英語を必修で学べば、十分な英会話スキルが身に付くでしょうか?実際には、英語を自由自在に使いこなすためには、約3,000時間~10,000時間が必要だといわれています。この点を考えると、学校教育だけでは、不十分ともいえるでしょう。


また認知能力の成長が著しい幼児期に、楽しみながらネイティブ英会話を耳にすることで、発音やリズムに慣れ、自分の言葉として話せるようになることが期待できます。これによって、英語をネイティブ言語とする人と、気後れすることなくコミュニケーションが取れるようになるでしょう。


●自分の考えを言葉にする力を身に付ける
英語文化圏では、自分の感情や意見をストレートに表現する傾向があります。この要素は、英会話スクールでも取り入れられているようです。例えば、クラスメイトの前で好きな動物を発表するといった発言の機会も多くあります。つまり英会話とは、学校教育のように英語を「学ぶ」のではなく、英語を「使う」ための教育といえるでしょう。


自我が芽生え始めた幼児期だからこそ、自分の考えを言葉にする思考力を身に付けることは、この先の未来に役立つ習慣に繋がるのではないでしょうか。


●多様性に適応できる
幼児の英会話スクールでは、ハロウィンやクリスマスといった季節ごとの行事を行うところが多いでしょう。また、歌の中に英語圏の文化に触れる歌詞が含まれていることもあり、イベントや歌を通して異文化の風習に触れることができます。


日々の多くが目新しく、好奇心にあふれる幼児期のお子様にとって、自分の生活圏とは違う海外の文化はワクワクの連続。とても思い出深い経験となるのではないでしょうか。そしてこういった経験があらゆる国籍、価値観といった「多様性」を柔軟に受け入れる発想力につながります。


【英会話】習い事費用の目安
幼児向け英会話スクールの月謝は、スクールの形態によっても異なるようです。


グループレッスン(2名以上):8,000円~1万5,000円程度
マンツーマンレッスン(1対1):1万5,000円~2万円程度


また運営者が大手スクールか、個人かによってもその差は大きく開くようです。


この他には、次のような費用が発生するとされています。
・入会金
・教材費

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幼児期の人気習い事ランキング【ピアノ】

女の子ランキングの1位、男の子ランキング5位の「ピアノ」。数ある楽器の習い事の中でも、最も身近といっても過言ではないでしょう。子どもはもちろん、大人の習い事としても、不動の人気を誇っています。そんなピアノを幼児期に習うことで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。詳しくみていきましょう。


【ピアノ】幼児期に習うメリット
幼児期にピアノを習うことは、次のようなメリットに繋がります。


●「音の違い」が分かるようになる
触れる鍵盤が一カ所違うだけでも音が異なるピアノは、「音の違い」を鍛える機会として有効的だといわれています。そして実はこの「音の違い」は言語にとってもとても大事なものなのです。そもそも音感とは、高い音、低い音の判断ができることを指します。これを言語で置き換えてみましょう。


例えば、「白」と「城」は、「ろ」の発音が高くなるか、低くなるかで意味が大きく変わります。さらにこれは、外国語でも同じ。つまり言語を使いこなすためには、音の違いを聞き取る力と、音の違いに注意しながら発音する力が必要になります。この点で言語が未熟な幼児期からピアノを習うことは、音の違いに気づく訓練としてとても有効的なのです。


●想像力が豊かになる
ピアノはただ奏でるだけではなく、曲に込められた想いを表現することが求められます。「悲しみ」や「喜び」といった表現を音楽で表すことで、繊細で素晴らしい音楽を奏でることができるのです。そのためピアノの演奏では、絵本を読むのと同じように譜面一つひとつに込められた作曲の背景や、作者の感情を読み取る「想像力」が欠かせません。


探求心が豊かな幼児自身が、耳で聞き、自ら演奏することでその表現への理解力も高まるのではないでしょうか。そして柔軟な発想を持つ幼児期からこういった音楽経験の積み重ねで培った想像力は、あらゆるものを多角的に見ることができ、社会でも大いに役立つことが期待できます。


●マルチタスクに対応できる
ピアノの演奏では、右手と左手の両方の手を、ほぼ同時に動かすことで音を奏でます。それと並行して、目では譜面を追っています。さらにレッスンが進んでいくと、ペダルを使ったり、他の楽器と呼吸を合わせたりと、演奏中のタスクはもっと増していきます。つまりピアノの演奏は、究極のマルチタスクといえるでしょう。


このように同時に作業すべきことの多いピアノの演奏では、マルチタスクに対応するためのあらゆる能力が養われると期待できます。


・一つひとつのタスクを着実にこなす「集中力」
・マルチタスクをやり遂げる「努力」
・集中しながら努力する「実行力」


幼児期からこのような経験を繰り返すことは、かなり大きな生きる力となるのではないでしょうか。


【ピアノ】習い事費用の目安
ピアノ教室の月謝は、大手音楽教室か個人運営かのように、運営形態によっても大きく異なります。またレッスンのレベルが進んでいくと、月謝の金額もあがっていく傾向にあるようです。


大手音楽教室:6,000円~1万2,000円程度
個人運営:5,000円程度


さらに月謝以外にも、ピアノを習う上では次のような費用が発生すると想定されます。
・入会金
・テキスト(楽譜)
・ピアノ(自宅練習用)


ただしピアノは、スクールが練習用に貸し出しできる部屋を用意している場合もあります。また、練習はキーボードでもOKというところもあります。そのため初めから高いピアノを購入する必要はないかもしれません。

幼児期の人気習い事ランキング【幼児教室】

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男の子ランキングの2位、女の子ランキングの4位の「学習塾・幼児教室」。ただし、幼児が通う学習塾と幼児教室は、それぞれ目的が大きく異なります。


学習塾:勉強が目的。幼児の場合、小学校受験を視野に入れた教室が多い。
幼児教室:生きる力を鍛えることが目的。学習ではなく、楽しむカリキュラムが多い。


これらのことをふまえながら、ここでは楽しみながらできる習い事として人気な「幼児教室」について注目します。まずは幼児教室に通うメリットを、詳しく確認しましょう。


【幼児教室】幼児期に習うメリット
幼児期に幼児教室へ通うことは、次のようなメリットに繋がります。


●学習の基礎が身に付く
幼児教室は、勉強をする場所ではありません。遊びやコミュニケーションを通じて、楽しみながら知識と力を身に付ける習い事です。例えば、動物クイズでは、動物の特徴を理解すること、特徴を説明する発言力を養うことができます。また先生から聞いたルールに沿ってゲームを進めることで、「相手の話を聞く力」を学ぶこともできます。


こうして楽しみながら、知らず知らずのうちにあらゆる力を身に付けることで、「新しい知識を身に付けるのは、楽しい」という感情に結びつけることができるのです。そうした体験から、後の学習に対しても「新しい知識を学ぶこと」を楽しむことができます。幼児教室で培ったスキルと経験が、抵抗感なく学習をするための基礎となるでしょう。


●自己肯定感を高める
子どもが楽しむことを重要視している幼児教室では、子どもの年齢に合ったカリキュラムで目標を達成する機会を作っています。つまり「できた!」を感じる経験がたくさん用意されているのです。
例えば、ひらがなを辿って進んでいく迷路や、図形を重ねて作るパズルなどは、目に見える「できた!」の経験になり、自信がつくことでしょう。


さらにこういった経験一つひとつに対し、「がんばったね」「すごいね」という大人からの評価も、自分自身の価値を認められたという成功体験になります。こうして「できた」や「褒められる」という経験の積み重ねにより、自分自身を認める「自己肯定感」が育まれるのです。


【幼児教室】習い事費用の目安
幼児教室の月謝は、他の習い事に比べると高額な傾向があります。


幼児教室:8,000円~3万円


さらに幼児教室では、月謝以外に次の費用がかかることが多いといえます。
・入会金
・教材費


特に幼児教室の教材費では、年間2万~5万円と高額になることも珍しくはありません。高い印象はありますが、実際は家庭での取り組みにも活用できる内容が多いです。

まとめ

いかがでしたか?どの習い事を見ても、ランキング上位に入ることが納得できる、多くのメリットがありましたね。しかし、ランキングや人気に影響されて習い事を決めるのは要注意。習い事は、継続しなければ子どもの力にはなりません。そのためにも、お子さんがやりたいことを優先することがとても大事です。また送り迎えや家庭での復習など親御様のサポートが忙しくなる場合は、通信教育やオンライン講座、キッズラインの「保けいこ」などで負担を減らすのもオススメです!


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