国内有数の影響力を持つトップブロガーの一人、イケダハヤトさん。彼の運営するブログ「まだ東京で消耗してるの?」では、過激な物言いで賛否を呼ぶこともありますが、実は愛妻家であり、娘さん3人のパパでもあります。

今回はふだん高知にお住まいのイケハヤさんが東京にいらっしゃるとのことで、子育て論を直撃!「これからは遊びが評価される時代になる」「オムツ替えもできない男性は熟年離婚コース」などなど、イケハヤ流アドバイスに注目です。

育児と仕事の両立?会社を辞めればいいんじゃないですか

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ー今日は高知から来てくださってありがとうございます。

イケハヤ:いやあ暑かった……夏の東京の電車移動は消耗しますねぇ。

ー早速東京で消耗しないでください(笑)今日はイケハヤさん流の、仕事で成果を出しながら家庭も円満に保つコツを教えてください!

イケハヤ:まず子どもがいる夫婦の場合は、旦那さんが家にいることが大事ですよね。

やっぱり育児って、夫婦でツーオペじゃないときついので。編集者の箕輪厚介さんとかは家にいる時間が少なそうなので、友人としてたまに「大丈夫かな?」と思います。

ー旦那さんが家に帰ってこないと、ワンオペになっちゃいますもんね。では仕事が忙しくて家に早く帰れない人は、育児にどう向き合えばいいですか?
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イケハヤ:簡単ですよ。会社辞めればいいんじゃないですか。

ーさも「当たり前でしょ」って顔で言わないでください。

イケハヤ:まあ会社辞めろはちょっと言い過ぎましたけど、育休をちゃんと取る。最低1年は育休をとることじゃないでしょうか。

ー男性の育休、いまだに取っている人が少ないですもんね。

イケハヤ:統計を見ていると、男性で育休を取った人の割合が3%とかって出てくるんですよ。夫婦二人の子どもなのに、3%っておかしくないですか?

しかも中身を見てみると、育休を取った男性の半数は5日くらいしか取得していないんですよね。「お前それ育休って言わねーよ、ただの有給じゃないか!」って(笑)
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イケハヤ:父親も育児の義務があるのに、夫側が3%しか育休を取らない日本の現状は、社会構造としておかしいですよね。そりゃ少子化も進みますわ……。

「せめて男性の50%ぐらいは取れよ」と感じていますし、取るにしても半年から1年は取るべきでしょう。

ー同感です。ただ中には、「職場の雰囲気的に育休を取りづらい」という人もいるのではないでしょうか。

イケハヤ:完全に休まれると、会社側も困る部分があるのかもしれませんね。だからこそ僕は、在宅勤務がもっと普及すればいいと思っています。

毎日会社に出社するとなると、必然的に平日の育児コミットが0になってしまうので。

もうちょっと日本の会社でも、在宅勤務や育休など柔軟な働き方ができるようになればいいのですが、なかなか難しいみたいですねぇ。
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イケハヤ:なので僕の答えとしては、会社を辞めて独立するか、育休や在宅勤務の制度が整っている会社に転職する、の二択ですね。

ただ後者の場合、まだそういった会社は日本に少ないので、難易度高いんじゃないでしょうか。やっぱり会社員はオワコンだ……。

ーすぐ会社員をディスらないでください。

イケハヤさんも、最初から育児に積極的なわけではなかった

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ー育児に積極的なイケハヤさんですが、最初からそんな感じだったのでしょうか?

イケハヤ:いや、実はそんなことないです。最初の子どもが生まれた時は、僕も未熟だったので色々ありました。反省が多くございます……

ー色々、というと?

イケハヤ:妻が一番大変な産後に、仕事で家を空けることが多かったんです。妻の支えになれていなかったし、苦しい思いをさせてしまいました。

妻もずっとモヤモヤしていたみたいで。喧嘩や話し合いを経て、二人目以降からかなり変化していった感じですね。

ー昔は奥様に負担をかけていた時期もあったんですね。今はどういう風に家事育児の分担をされてるんですか?

イケハヤ:うちは結構フレキシブルです。だいたい料理は妻で送迎は僕ですが、基本どちらも家にいるので、お互いのキャパシティや仕事の様子を見てやっていますね。しっかり決めているわけではないです。

ーさきほど取材の前にお子さんのオムツを替えていましたが、授乳以外だったら基本なんでもできるのでしょうか?
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イケハヤ:そうですね、できないことは特にないかな。まあでもオムツ替えるとか普通ですよね。

たまに「うんちがついているからオムツを変えられない」という方がいますが、「そういう感覚の男性がまだいるのか」とビビります。マジで言ってんのかって。

オムツ替えもできない男性の将来はかなり悲惨でしょうね。 夫婦仲は悪くなり、そのうち熟年離婚コースでしょう。そんな人は仕事もできないと思いますよ。

ー脅かすのはやめてください。ではそんな人が育児に参加したくなるように、男性が育児に参加するメリットを教えていただけますか。

イケハヤ:育児をすると、短い時間で何かを生み出すのが得意になると思います。

子どもってご存知の通り、うんちを漏らしたり突然泣き出したりするので、1時間単位で仕事してると絶対中断をくらうんですよね。

僕の場合は家で仕事できる環境があるからかもしれませんが、育児をしてからは細切れの時間でブログやツイッターの更新、Voicyの更新などができるようになって仕事の効率がよくなりました。
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イケハヤ:あとは、子どもの成長が凄まじいので自分の刺激になりますね。子どもって1年ですごく化けるじゃないですか。「娘は1年でこんなに成長したのに、俺はこの1年でちゃんと成長できたのだろうか?」という気持ちになるんですよね。

焦りではないですけど、「自分も何か変化しないとやばい」と思わせられるので、いい意味で学びがありますよ。

ーこれからパパになる人たちは、どうやったらイケハヤさんみたいなお父さんになれますか?

イケハヤ:面白い質問ですね。やっぱり男性って、お母さんとしての自覚が早く生まれる女性に比べて、子どもがいる生活を想像しづらいと思うんですよね。

なので、先輩パパと一緒に行動してみると育児の生活スタイルが見えてくるんじゃないでしょうか。パパインターンみたいな。

例えば僕が1日家で仕事をしている高知の山奥に遊びに来てもらって、半日ぐらい過ごしてもらえれば父親になるイメージがわくかもしれません。

ーすぐ高知に誘導しないでください(笑)

遊びが評価される時代がくる

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ーイケハヤさんの子育て論についてもお伺いしたいです。大事にしている教育方針などはありますか?

イケハヤ:基本は放任主義ですね。子どもといっても他人なので、子どもの人生にあまり親がコミットできるものでもないですし、すべきでもないと考えています。

子どもの人生であり、僕の人生ではないので、「勝手にやってもらう」が大前提であります。

ーこういう力を身につけてほしい、というのもないですか?

イケハヤ:そうですねぇ……。子ども達はこれからかなり高い確率で、僕らも想像ができない未来を歩むと思うんですよね。その変化に対して、どういう適応力を身につけてもらうといいのかは考えますね。

僕が世界の変化の先を見て、「こっちの方に進めばいいんじゃない」とアドバイスできたらいいなとは思います。

ーなるほど。イケハヤさんが思う、これからの子どもが求められるスキルなどがあれば教えていただけますでしょうか。
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イケハヤ:明らかに見えているのは、遊びが仕事になる時代がくることですね。これは間違いないと思います。子どもたちが楽しんでいるものが、もっと仕事になりやすくなる。

うちの娘だと、まさに今ビニールテープを三つ編みにして遊ぶのにはまっていて、その三つ編みにしたのをさらに三つ編みにして九つ編みをやっているんですね。

今はまだ「可愛いね」としかならないですけど、未来ではこういう三つ編みも下手したら仕事になりえますよね。すごい綺麗な三つ編みを作ってインスタにあげれば、それでインフルエンサーになる可能性もあるわけです。

今子どもたちがすでに楽しんでいるものがすぐ仕事になる時代がくると思うので、子どもの遊びをバカにしないで評価できる大人になりたいですね。

パツパツに仕事をしすぎるのはダメ。余白を持とう

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ー最後に、仕事と家庭を両立したい忙しいビジネスマンに一言お願いします!

イケハヤ:育児とか仕事とか関係なく、忙しすぎる人はダメです。余裕を持ちましょう。

箕輪厚介さんとか新R25の渡辺さんとか、そもそも仕事入れすぎでしょ。あんなに仕事を入れすぎてるとパフォーマンスも出ないですよ。

これは全然ディスりではなくて。僕はそうやって新しいことをできなくなっていく人をたくさん見ているので、本人に直接指摘していたりします。

パツパツに仕事する人は多いですけど、それだと体を崩すし、新しいことをやる余裕がなくなってしまうと思います。余裕さえあれば、新しいことを始めたり今よりもっと良いものを作れる可能性があるのに、もったいないです。

なので「忙しさを見直して、暇な時間を作る」というのが僕からのアドバイスですね。

家庭って生活の基盤なので、そこが不安定だときついと思います。家庭が円満でないと、仕事の成果も出しにくくなるはず。仕事で良いパフォーマンスを出したければ、家庭マネジメントは必須です。余白の時間を作りましょう。

ーイケハヤ節が炸裂で楽しい時間でした。ありがとうございました!

(取材・執筆:あつたゆか


イケダハヤトさんが書いてくださったキッズラインの記事はこちら
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■大人気「デキる男の育児論」シリーズ■

落合陽一
AI時代の子育て論ー家庭で身につけさせるべき「佇まい」とは?
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幻冬舎 箕輪厚介
天才編集者の弱点は奥様 !? 家庭と仕事を両立するには
https://kidsline.me/magazine/article/170

新R25編集長 渡辺将基
子育て論を無理やり聞き出してみたら、意外といい話だった
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コルク代表 佐渡島庸平
子育てで大切なのは「深掘経験」。才能を引き出す教育法
https://kidsline.me/magazine/article/207

CAMPFIRE 家入一真
家入一真と「子育てってなにか」を考える
https://kidsline.me/magazine/article/320

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